ミステリー小説(国内編)
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本を読まない人にもお薦めな厳選10冊
ラッシュライフ
伊坂幸太郎を読むきっかけになった本。 けっこう重いネタてんこ盛りで、 ともすれば暗くなってしまうのにスカッと読めて後味が良い。 4つのストーリーが見事に繋がって気持ち良いです。 まさにエッシャーの騙し絵のよう。 この後何冊か伊坂幸太郎の作品を読んだけど、 舞台が仙台なことが多い。 動物好きな青年も多い。 他の作品の登場人物がフラーッと登場することも多い。 いつか読破しようと思います。 次は「砂漠」...
クライマーズ・ハイ
NHKのドラマを見て内容は知っていたけど 「下りるために登るんさ」 に、そんな意味があったとは。 横山さん自身が日航機墜落時期、 群馬の地方紙の記者だったというのも驚き。 組織の中で翻弄されつつも 自分の考えを譲らない悠木は、 とても純粋に見える。 それでも逆らえない大きな壁はあるんだけど、 定められた枠の中で、 自分はどう生きたいのか。 その枠は会社であり、家庭であり、 自分個人であり、...
チーム・バチスタの栄光
今年最初のお奨め作品である! 第4回「このミステリーがすごい!」大賞作品。 過去の同賞受賞作品の中でも群を抜く快作という評価で、選者全員一致、5分で決まったとさえ言われるが、その逸話にたがわぬ面白さは読者をぐいぐい引っ張っていく。 40歳代半ばの新人作家、海堂尊のデビューとなる本作品、まずなによりの魅力は、キャラクターの造型にある。類型的ともいえる登場人物だが(例えば院長の高階などは、新宿鮫の桃井...
七回死んだ男
主人公は「反復落とし穴」という特異体質を持った少年です。「反復落とし穴」とは、一旦その落とし穴にはまってしまうと、(本人の意思とは無関係に)その同じ日を合計で九回過ごすことになるというもの。もちろん、同じ日なのだから、同じことを誰もが話し、同じ行動をする。そして、繰り返しているということがわかるのは主人公だけ。そのはずなのに、「反復落とし穴」の最中に突然祖父が殺されてしまう! 西澤保彦氏の作品...
『暗いところで待ち合わせ』
どこかのあとがきで、『しあわせは子猫のかたち』と『Calling You』とこの『暗いところで待ち合わせ』が一連の作品である、と言っていたような気がします。たしかに、目に見えないものとの会話というところでこの3つには共通点があります。 この作品は、目が見えない女の子と殺人の容疑をかけられている逃亡者の間で行われる、気配や行動だけの会話と独特の緊張感で物語がすすみます。 またまた誰も思いつかないよう...
宮部みゆき「火車」
宮部みゆきの構成力の高さには定評があるが、この作品のプロットは特に秀逸だ。ほれぼれするような設計図である。 なによりも驚くのは、最後まで主人公が作中に登場しないこと。それなのに、読み手は彼女がどんな人間なのかをはっきりとイメージできる。 キーパーソンは2人の女。「自己破産の女」と「その女の戸籍を乗っ取る女」 そして2人の女を捜す男。休職中の刑事の孤独で緻密な捜査によって彼女達の悲しい過去、2...
マークスの山
高村薫著、第109回直木賞受賞作。 長く、全編に重苦しい雰囲気が漂っている本作。 内容が重い上、文章・構成共に固い印象を受け、作者が女性であることをつい忘れそうになりました。 高村氏の作品を読んだのは初めてでしたが、私はぐいぐい読めたので作風が合ったのだと思います。といっても、万人受けする作風とは思いません。さらっと読める感じではないので・・・。 合田雄一郎刑事は一応シリーズものとして他にも『照柿...
そのケータイはXXで
第1回「このミステリーがすごい!」大賞で話題をかっさらった作品。受賞は逃しましたが「隠し玉」として単行本化されました。 解説にもあるとおり、まるでパッチワークのような作品。さまざまな要素が組み込まれています。若干、その継ぎ目が気になる部分もなくはないですが、その分、エンターテイメント要素がぎっしりとつまっているので楽しめました。 民俗学に関連して、村の風俗・慣習についての言及が多くなされてい...
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