|
読書法に関する本は10冊以上手元にありますが、色々読んだ結果これだけあればイイと思える一冊です。 M.J.アドラー C.V.ドーレン 著 外山滋比古 槙未知子 訳 哲学者が書いただけあって内容は難しい。この本を十分理解するためには、既にある程度の読書法を習得していなければなりません・・・。 ...
|
《すべての旅は、すべての民族誌は、失敗を運命づけられた脱出にほかならない。それは、脱出してこなければ証明しえない実践であり、痛い負い目の中で脱出までの過程を描き尽くす自己批判の物語だ。》 本屋である旅の本を見つけた。一目見た瞬間、それが今の私にとって何物にも替え難いバイブルになるような気がした。結局、買いそびれてしまったが、あの本を手にしてからというもの、無性に旅をし...
大谷忍
- つながり: 0
- コメント: 0
- クリック: 959
|
|
「銀色のスプーンの腹に黄色いコーンが映っているが、わたし以外にはそれを見ている者がいない。」-居酒屋にてp50 電車通勤をしていると、いろんな人を見ます。ケータイをいじる人、新聞を読む人、本を開いている人、寝てる人、ボ~っとしている人。 わたしはボ~っとしているフリをしながら人間観察をしています...
|
1Q84の文庫本は3月末の発売予定だそうです。村上春樹のファンだけど、文庫本発売まで我慢して待ってた人って結構いるのでしょうか?(わたしもその一人です) キーワードは臨床心理学者の河合隼雄さんとの対談をまとめた本です。時期的には「ねじまき鳥クロニクル」を執筆中だったそうで、同著を再読中のわたしに...
|
|
原題は、 THE MAP THAT CHANGED THE WORLD : William Smith and the Birth of Modern Geology 技師としての仕事の傍ら、 地質のフィールド調査を積み重ね 15年に及ぶ年月の末に 世界初の地質図(1815年)を 独力でつくり上げ、...
カオナシ
- つながり: 5
- コメント: 0
- クリック: 2735
|
「芸術家のインスピレーションの源泉は常に死とSEX」 誰の言葉か分かりません。たぶんずっと昔から言われていたのでしょう。ギリシャ神話ではムネーモシュネーがゼウスと添い寝し、人々から苦しみを忘れさせる存在として、9柱の芸術の女神を生んだとのことです。大変興味深い。 村上春樹さんの作品では、主人公はゼ...
|
|
その「孤高の人」とは、 大正から昭和にかけて活躍した実在の登山家、 加藤文太郎がモデルである。 この小説では、大正10年(1921年)、 彼が現三菱造船所の技術研修生として働く16歳から 冬の北鎌尾根で遭難死する31歳までの 半生が描かれている。 文太郎は、驚異的な速さで、しかも単独で冬山を登る、 ...
|
アメリカのミステリー作家ヘレン・マクロイ氏の1950年の作品です。 彼女の最高作との評やディクスン・カーの「火刑法廷」を引き合いに出しての論評など見かけて気になっていた作品。 全寮制の規律の厳しい女子校である教師のドッペルゲンガー(分身、生霊)騒ぎが起きます。心霊現象なのか、あるいはトリックなのか・...
|
|
かつてNHKで放送していた「少年ドラマシリーズ」 そのオマージュとして書かれたと云う、この作品。 成る程、そんな雰囲気がぷんぷんとしています。 複数の登場人物の視点を組み合わせ、 思わせ振りな伏線を張り巡らせ、 ヒタヒタと迫る恐怖感を描いた序盤から中盤は絶品。 クライマックスを過ぎた辺りから、 ...
|
カフェでたまたま手に取った一冊。久々にツボでした。 著者は几帳面に世界を旅するイラストレーターで二児の母。 独身時代は二日以上会社を休むのは無理だし、そもそも友人と日程合わせるのも難しい・・・ 一人で旅するのは全然苦じゃないけど海外一人旅は流石に怖い! って感じで初めての海外旅行は新婚旅行だった私。...
青猫
- つながり: 0
- コメント: 0
- クリック: 1798
|
|
主人公の愛読書「純粋理性批判」を、ざっくりと言ってしまうと、「経験に拠らない(純粋)正しい判断(理性)の可能な範囲(批判)についての考察」となりますが、その考察の対象は形而上学(心の問題)です。(だいぶ乱暴な表現ですが) 命題となりそうなものを探しましたが見つけられなかったので、タイトルから「1...
|
アメリカの作家ジョン・ソールの1981年発表のサイコ・ホラー小説です。ジョン・ソールは初めて読んだのですが、とても良く出来た作品、堪能しました。 舞台はロッキー山脈の麓の小さな炭坑町。風が吹くとき、水子たちの霊の泣き声が聞こえるというインディアンの伝承のある土地での出来事です。 50年前の出水事故で閉鎖された炭坑を再開しようと調査を始めた技師が事故死、一人残された9才...
|
|
「電車もの」だからといって、車内で読んではいけません。「ベタ甘」で有名な有川浩さんの作品です。ニヤニヤします。周りから変な目で見られてしまいます。 終始「甘い」わけではないですが、普段なら不快に感じることも多い車内での「あるある」が、なんだか不思議と微笑ましくもなります。 わたしもやってしまいま...
|
フランスの小説家、ダニエル・ぺナックによるエッセイ集です。 主に「劣等生だった」著者による、 学校に行くのがいやでいやで仕方なかった時期の回顧録が占める前半と、 および前半をふまえた上で現代のフランスの学校教育制度についての提言、 ダメだしが延々綴られる後半に内容が分かれています。 フランスの学校教...
|
|
中里恒子は1909年生まれ。女性初 の芥川賞作家。 俺は20代にこの小説を読み、中年の恋などこの世に存在するのだろうかと思った。 しかしこの小説の壬生孝之助と堀川多江は、ずっとこころに残っていた。 二人が20年ぶりに再会した翌日、壬生は多江の家を訪れる。 p.19- ≪ 小さい門が開いている。 山椿の花が散り敷いている。 門の扉がこわれていて、一枚立てかけてある。これ...
|
アイルランドの作家ケイト・トンプソンの2005年の作品。神話・伝承をベースにした現代物のファンタジー、ガーディアン賞受賞作です。 日に日に忙しく時間が足りなくなって行くような毎日、音楽一家の長男JJはそんな日々をなんとかしようと思っているうちに、ひょんなことから妖精の国へ紛れ込んでしまいます。 そこ...
|
|
「シェービング・クリームにはどこかしらスコットランドの王子のような趣がある。それが何かの都合でシェービング・クリームのふりをしているのだ。」-p95 シェービング・クリームより 村上春樹さんの本を片っ端から関心空間に登録しようと意気込んでみたものの、今回は難しい本を取ってしまいました。 カタカナ...
|
『女の子が男の子に質問する。「あなたはどれくらい私のことを好き?」 少年はしばらく考えてから、静かな声で、「夜中の汽笛くらい」と答える。』-p234「夜中の汽笛について、あるいは物語の効用について」より 短編小説とありますが、ショートショートの分類に入ると思います。安西水丸さんのキモカワイイ挿絵が...
|
|
作家の好きな食べもの、食の思い出にまつわるエッセー集。 朝日新聞土曜版の「be」に連載されていたコラムを収録したもの。 執筆陣が以下のとおり、とても豪華です。 恩田陸、絲山秋子、古川日出男、村山由佳、井上荒野、 山本文緒、藤野千夜、川上未映子、森絵都、津村記久子、 三浦しをん、江國香織、朱川湊人、磯...
つむぎ
- つながり: 0
- コメント: 0
- クリック: 878
|
イギリスの作家ロバート・ウェストールの1990年の作品。 第2次大戦での英独戦開戦前後、イングランドの小さな港町を舞台にした、わりとオーソドックスなゴーストストーリーです。 工場労働者の息子の15才のボブは父親の頼みで、グラマースクールの同級生であるけれど病気のためめったに登校しない工場長の娘のお相...
|