2007/12/12
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」、絵本作家 荒井良二さんの回。
NHKでやってる、「プロフェショナル仕事の流儀」という番組が好きで。よく見てます。それで今週は荒井良二さんという絵本作家が出演してまして。何か、こういう人、好きです。「何が自由か、知っている」、そんな感じで。
この人、実は私は全く知らなかったのですけども。まぁ、当然ですよね。絵本を読むことなんてありませんもの。小さいころ、「はらぺこあおむし」とか、あとディック・ブルーナの絵本とか、そういうのは読んだなぁ、という記憶はかすかに残ってるのですが。
今になって思うと、絵本作家というのは大変だなぁ、って思います。子供を喜ばせる絵本を作るには子供の感性を持っていないとできないわけですから。それを番組を見てあらためて思いました。
大人になってから、子供の感性になって描くことの大変さは今になってこそ実感できます。色んなことを知って、色んなことを経験して成長していくんだけれども、積み上げられた知識や経験が逆に自由さを失くしていったり、固定観念を生み出していったりするわけで。
絵本作家はただ奔放に描いているんじゃなくて、大人になってからのそういう「見えない壁」を乗り越えて描いているんだなぁ。
この放送を見ていて、一つ思うことがありました。同じ「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演していた宮崎駿さんと共通点が多いなぁ、ということです。
二人とも、子供のためにモノを創り続けている、子供が喜ぶモノを創り続けている、という点では一致しています。
何か、二人とも、行動が似ているんですよね。近所の見知らぬ路地に入っていって新しい発見を求めていったりとか、ごく身近な範囲で好奇心をくすぶる何かを求めている。
作品を創る上で、ストーリーを先に決めずに、自分にも発見が起こるように、実験的に色々試していく。「自分さえも、先は分からない」。
「大人の常識」を捨てる、あるいは超えるために自分を常に疑ってかかる。
安定と不安定との間を常に行き来している。
そういった末に出たモノが「自分の表現」になっていく。
そういう点では二人はすごく似ているなぁ、って思いました。同じ、「表現をすることで食べていっている人」だからこういう共通点があるのでしょうか?面白いです。
でも、こういう発想って、絵本とか、映画とかを創るような特殊な職業だけに必要なものではないような気がしてます。ごくフツーに生きている自分のような人間でも、発想の転換とか、何か行き詰っていたときに役立つようなモノがあるように思えて、「生きるヒント」をもらえたような気がしました。
それにしても、番組で紹介されていた絵本の表現、その奔放さは元気づけられるなぁ‥。絵本とあなどっていたけれども、荒井さんの本は欲しくなってしまいます。。








