2008/04/25
音が立ってる!
@nifty MOOCSでとりあげていただいたLars & Ivan製品の試聴レポートの中で、「音が立ってる」という表現で評価をいただきました。「コメが立つ」のはいい炊飯器の証拠と言いますが、「音が立つ」って、なんとなく理解できます?
この表現、すご~く的確で、まさに、真空管の音の特長を一言で表しています。
この方には感謝状を贈りたいくらい。
ピークがちゃんと伝わるから音が立つ
PA40Tiの説明にあるように、真空管は「ピーク入力に強い」という特長を持っています。たとえば、ドラムのオープンハイハットを叩いたときの「カーン」という音や、ピアノの中でハンマーが弦にあたる瞬間、ギターの弦をはじいたとき、ヴォーカルでは「サ行」や「パ行」の音には強いピーク成分が含まれています。こういった音がちゃんと伝わるといわゆる粒立ちがいいというか、一つ一つの音がはっきりときこえて「音が立ってる」と感じるわけです。ライブの臨場感も再現性が良いのです。
忘れちゃいけない、強力な電源の効能
PA40Tiは初段だけ真空管を使って、出力段には半導体を採用した回路構成です。ここで賢朗な皆さんは「半導体を使ったらせっかくの真空管の良さが失われるじゃない」と言われると思いますが、PA40Tiはそうさせないための手段を講じています。最初は頼りなさそうだった入力信号は、初段の真空管で増幅されて、そう簡単にヘコたれないレベルまで強くなっています。これを半導体につっこんでさらに大きくして、元気なままでスピーカーを駆動すればいいのですがこれには、瞬間的に大きな電力が取りだせる強力な電源が必要です。もうおわかりですね、電源に高級なトロイダルトランスを使ったわけが。
クラブ/ハウス系がやわらかくなる?!
評価記事では「打ち込みなどの音源がやわらかくきこえる」とあります。よく、「真空管の音はまろやか」と言われますが、なぜなのかは諸説あっていまだはっきりしないそうです。デジタルアンプと聴き比べるとこのような感触をもたれるかもしれません。デジタルアンプは自然界には存在しない波形で信号を増幅します。デジタルですから、自然界の音の波形を、無理やり「ある」と「ない」の組み合わせで表現します。
クラブ/ハウス系の打ち込みの音は、わざと人工的なニュアンスを出すような作りをしているものが多く、これがデジタルアンプにかかると、「人工的 x 自然界にない波形」で、ますます人工的なところがきわ立って、ある意味「粗く」なることが考えられます。PA40Tiは半導体を使っているとは言っても回路はアナログですから、「粗くならなかった」ぶん、やわらかくきこえたのでしょう。
<関連リンク>
日記 「トロイダル(コア)トランスって、なに?」
「真空管にちょっとしたシカケが...」
monoDO
monoDOは、世界中の個性的で斬新な商品やユニークな発想を独自の視点で選び、みなさまにご紹介するサ...
もっと見る
- http://www.monodo.jp/
-
2008/08/18更新
- 2008/04/01登録
- この空間はスポンサー空間です。






