みんなのクチコミが 261,927 件!

新着

... もっとみる
ログイン | ユーザー登録(無料)

2008/05/19

どうしたことかMISHIMA

どうしたことかMISHIMAの画像 このところずぅ〜っと三島由紀夫に関する事が
ぴょこぴょこ切れ切れに入ってくる。
浅田次郎の呪いとしか思えない....ような気がする。

ちょうど浅田次郎のエッセイシリーズをしこたま100円で
買い漁った。著書に寄ると彼の自衛隊志願の要因は三島の自殺。
「たいして好きでもない作家」の追体験を何故したかったのか
エッセイを読破してもちっとも要領を得ないけれど、
印象に残ったのが<作家には物語オリジナル創作派と、
人物や史実に焦点を当てて構築する派がいるということで、
三島は間違いなく、後者>きちんと記憶していないが
詩人となるべきであった天才作家というような評し方だった。
好きでないと言いながら、彼の文章力の老熟した格調を褒め
自衛隊精神と相入れる事の出来なかったであろう彼の孤独を汲み、
まぎれも無い三島への愛を感じるのは私だけだろうか?

で、こっから浅田の呪いが始まるのである。
小池真理子の「欲望」を装丁に惹かれて購入。
三島邸をそのまま模倣して建築する歪んだ男を軸に
4人の欲望が全く平行線に捩じれて行くお話。
性行為が少なくしてあるのに、濃密に性描写と性器を
感じるような小説で、こんなマッチした装丁画あれへんで。

それで、ダーク気分の続く私はyaso耽美とTHに手を出し
yasoで、野頭保が撮る三島の割腹自殺演出の写真を知る。
三島の肖像と言えば薔薇刑と、割腹自殺で首の転がる新聞写真。
新聞写真は三島好き文学少女の母がをすべて保管していた(苦笑)
で、THのフランスエロとエレガントな拘禁を購入したらば
またまた三島が付いてくる訳である。
耽美系をいじったらどんどん三島が出てしまうのに気づく。

で、次は関心空間で舞台衣装を調べていたらワダエミ、石岡。
石岡瑛子さんのMISHIMAの事を思い出す。あの映画の
希有な日本公開の機を逸した私は大バカだ。
DVDはリージョンが違うし、VHSがめちゃ高い!

その他にも、ケーブルでも昭和年ニュースに焦点を当てた
番組を見たら、三島事件の年であったり、とか。
その他呪いがかかったかのようにズルズル出る昨今です。

私は三島好きの母の影響で、小説以外の知識は多く知っていても
肝心の著作は近代能楽集と仮面の告白しか読んでいない変人。
だって、私からすると彼は小説以外の部分の逸話がすべて恥部。
小説家の奇行は多いし、人格者である必要も無いけど、
彼のナルシズム系のあれだけは、受け入れがたく感じる。
世界に冠たる格調ある文章とを書ける小説家でありながら
なんちゅう恥ずかしいイケ好かない男じゃ、としか思えない。
ボディビルに入れ揚げる気持ちの流れは汲めますけれど、
被写体になるの大好きで薔薇までくわえたり、映画に出れば
スチール写真に時分で見惚れたり、その上今回の矢頭保の
割腹演出写真のあのどあほで幼稚な姿がイタい....

食わず嫌い要素が大きい人なんだけれど、どの作家も
コレだけは一目置く所と捉えてるんだろうと思われる、
繰り返し登場する豊穣の海シリーズは挑戦してみようと思う。
ってか、私の周りでコレ読んでないの私だけ..かも?

コメント(17)

2008/05/19

Rume 私も三島喰わず嫌い派です。短編と戯曲以外読んでない。でも文章は本当に綺麗だと思います。MISHIMAは石岡瑛子だしPグラスだし,三津五郎(八十助 )もでてるし。アメリカではDVDも絶版でしたが、6月に再発されるようです。リージョンは面倒ですが、何とかする方法はあります。

2008/05/20

birochana 三島だけはダメです。芥川も太宰の心中マニアも許せるような気がするのに、三島だけはこっちが恥ずかしくて死にそうになります。DVDのリージョンが何とかなるのですか?どちらにせよ、名作と思われるのに日本だけは公開されないというのが残念ですよね。

Rume リージョンは何とかなります。以前小島信夫の「地獄」のDVDを購入したときに実験済み。めんどうくさいけど。もし困ったら、連絡ください。ちなみにPAL盤(フランス仕様)はパソコンでは見れるけど、自力ではどうにもならなかったです。ほかはこんな手段も。みたきがしないけれど。

birochana このニコニコ動画で、シャネルのオートクチュールの舞台裏を見まくっていた所です。お針子さんの技術と苦労に感嘆しましたよ。そして見続けたので分かります「見た気がしない」事が(笑

Rume あ、中川信夫だった。ひどい。三島記念館にはコタツの上にみかんと鉄アレイがおいてある写真があり、なんともほほえましい気分になりました。あと、最近ある会合で会った目つきが鋭い精悍な初老の男性、知り合いに話を聞いたら元楯の会会員とかで、納得がいきました。

花野のK 三島由紀夫の初期の作品は好きでした。「仮面の告白」とかあと、名も無い、雑誌にのっていた「お嬢さん、、、、(?)」「潮騒」とか、、、。あの、割腹自殺はリアルタイムで知ったので、もう、、、凄いショックでした。彼は、自分の書いた小説に酔ってしまって、あんなことをしたんかなあ(?)と、思います。が、、、、。

雲衣。 浅田次郎の呪いなんて、、、  好き嫌いは別に三島由紀夫とは小説家として「格」が違いすぎます/笑。 浅田氏が三島の影響で自衛隊に入ったというのも、、、三島が防衛庁で自刃したとき小学生か中学生ならともかく、事件当時すでに高校卒業していますから、後からこじつけた理屈のように思えてなりません。。。それに何時から何年くらい勤めていたのかもハッキリしないし彼の「軍歴」はなんだか釈然としません。偉そうに云うなら半端に辞めるなと言いたい/笑。

blanche 私も色々当たってると、必ず三島がついてきますよ~。仕方ないからいくつか読みました。確かに面白いのもいくつかありましたし、「金閣寺」とか好きですけど、小説の中にすら見えるヤツのナルシシズムがどうもイヤ~な感じです。そのナルシシズムが、女性に対するコンプレックスと表裏一体な気がしてならんのですよ。

花野のK 「金閣寺」もありましたねえ。彼のナルシズムは彼のコンプレックスの裏返しと私も思います。生きていてくれていて、彼の変節を見守りたかったです。大学4年の時、卒論を三島由紀夫論でやりたいと、教授に言ったら、「作家論は死んでからするものです。彼はまだまだ、変っていきますよ。」と言われたのを、今懐かしく思い出します。、

2008/05/21

birochana 長々と書いたお返事が一気に消えてしまったっぁぁぁぁ〜。  >Rumeさん 楯の会の方?一体どういう行動範囲でいたら、そうまで面白い珍しい人々に出会っていけるのでしょうか?  >花野のKさん 私もリアルタイムではありましたが、理解のかなう年齢ではなかったです。大人たちの会話はほとんどコレ一色(我が家だけかも)だったし、母親は関連記事のある出版物は買い漁りに走っておりました。本棚に並んでいた中では「美徳のよろめき」の装丁が好きだったような記憶があります。私には、泉に写る自身に見とれて自滅したナルキッソスそのもののように感じてしまいます。 >blancheさん 金閣寺なら読めるかも?!ところで、矢頭保の撮った、三島割腹ゴッコの自己陶酔なんか絶句モノです。人斬りの岡田以蔵役のショット写真を新幹線で見惚れていた話とか、イタいです!ほんまにイタい。

birochana >雲井。さん 私の書き方が悪かったんですね〜。本人は三島に心酔してると素直に吐けない江戸っ子のイキがりみたいな感じで書いてて、笑えるんですが。26歳にして重鎮の川端(記憶曖昧)と並ぶ格の文章が書ける事の異常さがわかるだろうか?という所らしいですよ。浅田も、通俗エンタメ作家と芸術家ですから宝石と鼻くそくらいの格差がある事は認めてますから勘弁してやってください(笑)...って、原因は私ですよね、すみません(汗) >花野のKさん 小池の「欲望」を読んも当時の若者と文学好きにどれだけの衝撃であったかが、読み取れるように思います(この本の主題は三島とは全く関係ありません)しかし、金持ちの家に生まれて、東大まで行けて、虚弱体型だったかもしれないが容姿も悪くなく、成功まで手に入れて、それでコンプレックスかい?という反発が湧きますねえ。金閣寺は、彼の澱のように滞った自尊心とコンプレックスのヘドロがシンクロされてる気がして、読めそうに思います。

花野のK 他人からは解らないコンプレックスを抱いているのが「人間」なのですよね。そして、作家はそれが、必要以上に増幅されて、作品を作り上げていくのだと私は解釈しています。此の頃は「ドラマ」「映画」「小説」「御芝居」みーんな作り事じゃない!って思って、私の興味、関心の対象になりません。年を取った証拠ですね。当時、三島が気楽に書いた駄作に良さがあると言ったら、我担任の教授も大いに賛同してくれたものでした。その先生も今やあの世です。長々と、失礼しました。

雲衣。 どうして三島だけが「ナルシズム」の美名か汚名かを過剰に着せられていまだにそのことだけを喧伝されるのかやや理解に苦しんだりもします/笑。自意識と無意識が過剰でない小説家や女優、俳優、歌手etc. がある得るでしょうか。どちらかといえば一人の個人としての平岡公威氏は戦後の新興マスメディアの寵児でありながら「馬鹿正直」で「不器用」な昭和人そのもの(むしろ山口瞳以上に)だったのではないかと思ったりもします。それより、ぼくが理解に苦しんだのは、あの中途半端で庭に彫像を置いた建て売りのような「三島由紀夫の家」です。あんなミドルな「邸」よりは橋の下の方がマシです(そこにこそ自邸を持たなかったきだみのるやイナガキタルホの美意識と工夫がありました)。単純かつ直裁にいえば三島由紀夫はある種の天才ではあったけれどホントに本当に哀しいほどに悪趣味です。しかし、いまだに続いている皇族のローブデコルテや大衆のヴィトン、エルメス、プラダ人気と同じようにあれこそが日本、とりわけ敗戦後の日本の実像実体実力なのかも知れない(ジャパン!!)。 知能を五倍百倍にした郷ひろみを想像してほしいのですが、どちらかといえば、三島由紀夫というヒトはナルシスというより恥じていたようにも見えます。 ←なんだか偉そうな言い方になってしまったこと、どうぞご海容ください。。。

花野のK 三島を、[戦後の新興のマスメディアの寵児でありながら、「馬鹿正直」で「不器用な」昭和人そのもの]と言うご意見私もその通りだと思います。三島の悪趣味はやっぱり、あの頃の時代背景なくして語られては、彼が少し、かわいそうに思えます。今まで生きていたら、どんな家に建て替えていたでしょうね。(笑)ところで、三島由紀夫ーWikipediaの生涯の項は興味深いところが何箇所かありました。皆さんいろいろ教えてくれて有難う。卒論で取り上げなかって、正解でした。(笑)今にして思えば。

2008/05/22

birochana >花野のKさん コンプレックスって、ついつい他人のは贅沢に見えるのですよね(いや、私はですが)作品は、鼻くそな私の作品ですら「大きく増幅」があります。興奮とは違うけど、ある程度のそういったテンションが張れるときでないと、どうにも作れなかったりします。天才の増幅は、一体どれほどのブースターなのか計り知れない、実は覗いてみられるなら見てみたいです。 雲井。さんの文章で、何か時分なりに得心の行ったモノがあります。ありがたいコメントでした。  >雲井。さん  今回の雲井。さんのコメントで、私は初めて何か得心のいったモノ、こくんと飲み込めたような気持ちがします。ナルシズムの美名も汚名もたくさん纏っている方が、彼に似合いの気がするのは今もですが(ごめんなさい)三島自身がこのマントがないと裸で立っていられない人のように思えます。そして、これが件の三島邸でありますか?おおお....私が彼に対してイタいとか恥ずかしいのは、このセンスのようだ。そして、私ももんのすごくセンス悪いのが僻のネタですが、恥部だけは天才と共通するのかしら?今日からは三島を知能500倍の郷ひろみとして...ぷっ...すみません、あまりに表現が素晴らしかったので..(苦笑)

雲衣。 小説家 三島由紀夫に関しては死に方もあってどうしても重苦しいイメージが付きまといがちですが、この『三島由紀夫レター教室』のような軽やかな小説もあります。当時の代表的な女性週刊誌である『女性自身』に連載されたこのオハナシは彼の聡明さと一種のユーモア精神(軽薄さ)をも良く表していると思います。薄い小型本でやや「女っぽい」装幀なのでいままでのイメージとは違った「その頃の風」が愉しめるれるかもしれません(あるいは深層を流れる彼のトランスセクシュアルへの想いが垣間見られるかも。。/笑)。 古本で安く買えるので文庫より新潮社版がお薦めです。

birochana おお、コレはさすがに母の本棚には無かったように思います。探してみます。

  • コメントを書く

携帯でこのページにアクセス

どうしたことかMISHIMA

2次元バーコード対応の
携帯で上の画像を読み
取るとアクセスできます

トラックバック(0)

まだトラックバックされていません。

トラックバックURL
http://www.kanshin.com/tb/diary-1447571

空間内の日記を検索

birochana

birochana画像 涼しくなってくれました。でも今年は暖冬だとか... birochanaです。関西人です。 アートや... もっと見る

  • 2008/10/12更新 renew
  • 2005/11/15登録
ページの先頭へ ページの先頭へ