2008/06/10
ダムに沈む
立ち寄った温泉地近くの吾妻渓谷を歩こうとでかけると、もの凄い重機たち。
聞けば、ダム建設の準備として道路と鉄道工事をすすめているとのこと。
ダム?http://www.yamba-net.org/
吾妻川中流、八ツ場を舞台にしたダム抗争はなんと昭和20年代から今日まで時代を超えて、もうほぐれないさまざまなこんがらがった何かを抱えながら、とうとう着工という運びに。なったらしい。恥ずかしながら、群馬の国道やJRが通るこの町がダムに沈むことを意識したことはなかったが、これは4,600億円(多分もっと増える?)をかけた、しかも首都圏のための工事。水ってそんなに不足してたっけ?という話から入らないといけない感じだけれど、光の当たる問題とそうでないことの差の激しさにも唖然とする。
それにしても角栄まで出てくるやんばダムの歴史、建設省利権の暗部てんこ盛りの風情。恐ろしい。
そして、今回ふとした縁でその地に立ってみると、土地そのものが深くダムに沈む圧倒的な喪失感に打ちのめされてしまった。土地に対する、この感覚はなんなのだろう?農耕民族特有の気分なのかしら。





