2008/07/07
ぬしと私
私の借りている部屋は1階の人が通らない奥の角。
越してすぐ管理会社がベランダ(とは言えない位狭いが)と
窓にライトを取り付けたようなちょっと物騒なところ。
昨夜ベランダでことり、と音がした。
あれ、今日は来たかな。
カーテンを捲るとそこに白っぽい猫。
この辺はめずらしく外猫が多いのだが、
別段相手にはしなかった。
でもこの猫は初めて会った時から違うものを感じた。
少し痩せてはいるが筋肉質な体と世を知り尽くしたような顔。
けんかで耳がところどころ破れている。
前方を怪我するということは強い証拠。
ぬしと命名(呼び名ではないけれど)。性別不詳。
数日前より現れるようになった。
気づいたのがそうだったのかもしれない。
やあ、とでも言いたげな感じでこっちをみる。
一言二言声を掛ける。
しばらくベランダで横になったりして様子を見せてくれる。
けして迷惑は掛けない。
ひっそりとたたずむ姿をただ見させてもらう。
うちのねこたちは「わぁ、ねこだ」と言わんばかりに網戸越しに見るのだが、
ぬしはまったく気に掛けない。
これを書いている時にライトが光ったので覗くといました。
ちょっとした逢瀬。
ほどなくそっといなくなるだろう。
私がいない時もきているのだろうか。
いつまで続くかわからないけれど、
きみに会えるとうれしい。
何故だか前から知っているような気がするんだ。
今日は風が通る、七夕。





