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2008/10/05

『茨の同盟』

『茨の同盟』(吉田和史,2006)を観る.

映画がそうとう好きな方でも観たことも,その名を聞いたこともないと思う.無理もない.早稲田大学川口芸術学校の学生(当時)が撮影した作品だからだ.
しかし,学生の作品だからといってあなどってはいけない.『茨の同盟』が上映されたゆふいん文化・記録映画祭では松川賞受賞をめぐって論議となり,地元では毀誉褒貶がいまだ覚めやらないという状況を生んでいる.

そんな外延の話はいいとして,本作の主人公はあのゴージャス松野だ.
「誰だっけ?」という方もすでに多いと思う.沢田亜矢子と離婚したのが1997年(もう10年も前だ).それからマスコミに祭りあげられ,ホストをしたり,整形手術をしたり,プロレスラーになったりした人だ.そのころは気色悪いとかずいぶんと酷なあつかわれ方をして,そしてひっそりとブラウン管からフェイドアウトした.ただ,それもずいぶん前のことで,すっかり忘れ去られて久しい.
監督の吉田和史は,メディアがつくりあげた彼のパブリックイメージと彼自身の距離を感じ,ゴージャス松野を撮影したのだという.

で,肝心の作品はというと,そういうコンセプトをいい意味で離れていっているのがおもしろかった.『茨の同盟』とはよく名付けたもので,ゴージャス松野を支える人びとの絆が描き出されていた.しかも,ノスタルジックな感情はいっさい排して.
あと細かい話だが,エンドロールの出演者表記で,松野行秀という本名が記載されていたのが印象的だった.

コメント(2)

2008/10/06

mtm http://eigageijutsu.com/article/... ←この記事とこちらの日記を読んで、興味津々です。観に行けなくて残念でした。

De Stijl 興行的な作品ではないので,なかなか観る機会がないのが残念です.リンク先の映画芸術(いいウェブマガジンですね!)などで取りあげて,盛り上がるといいですね!

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