2008/11/02
5:11 pm
[ニュース]
各国の金融危機対策(29日現在)
http://jp.reuters.com/article/...
『29日現在の各国政府の金融危機対策(日本除く)は以下のとおり。
◎フランス
対策規模=3600億ユーロ(4920億ドル)
●銀行資本:最大400億ユーロを準備。年末までに大手6行に総額105億ユーロ(141億2000万ドル)の公的資金注入を行う。銀行は無リスク金利に4.00%以上上乗せした金利を支払う。
●銀行間資金取引の保証:最大3200億ユーロを保証。2009年末までに発行された銀行証書を最大5年間保証。
◎ドイツ
対策規模=5000億ユーロ(6800億ドル)
●銀行資本:最大800億ユーロを準備。このほか200億ユーロを保証資金に。各行は最大100億ユーロの資本注入を受けられる。
●銀行間資金取引の保証:4000億ユーロを保証。2009年末までの措置。
◎イタリア
●流動性:銀行が保有する国債以外の債券について総額100億ユーロを上限として一時的に国債と交換。
●債券保証:銀行が2009年12月末まで新規に発行する債券(最大満期5年)を保証。
●債務保証:要請があれば、政府が銀行の債務を引き受ける用意。
●銀行資本:非議決権株と引き換えに、資本を注入する法令可決。
◎英国
対策規模=4000億ポンド(6910億ドル)
●銀行資本:ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)、HBOS(HBOS.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイズTSB(LLOY.L: 株価, 企業情報, レポート)に合計370億ポンド(640億ドル)注入へ。優先株と政府の株式引き受けで。
●銀行間資金取引の保証:短期・中期の銀行間資金取引を2500億ポンド(4390億ドル)程度保証。
●流動性:イングランド銀(中銀)が銀行に少なくとも2000億ポンド(3510億ドル)供給。既存の資金オペに比べ倍の規模に。このほか3カ月物ポンドオペ、1週間物ドルオペも。
◎米国
対策規模=連邦準備理事会(FRB)の資金供給プログラムを除き7000億ドル規模の対策。
●銀行資本:適格金融機関に対し、250億ドルあるいはリスク調整後資産の3%を上限に、計2500億ドルを注入。9行が受け入れを表明。
●不良資産:財務省が金融機関から不良化したモーゲージ資産を買い取り。
●銀行預金:25万ドルまで保護。破たん銀行の預金支払いに向け財務省は預金保険機関に無制限で融資が可能。
●会計原則:証券監督当局が時価会計評価の一時停止の権限をもつ。
●流動性:FRBがさまざまなオペで最大9000億ドルの資金を供給。このほかコマーシャルペーパー(CP)買い取り、AIGやJPモルガンなど個別機関への融資。
●MMF:FRBがマネー・マーケット・ファンド(MMF)に最大6000億ドルの資金を供給。
◎オーストラリア
●銀行預金:3年間全額保護。
●資金調達(ホールセールファンディング)の保証:銀行によるあらゆる市場からのホールセールファンディングを5年間保証。
●流動性:ノンバンクの不動産担保証券処理関連に40億豪ドル(27億4000万ドル)を用意。
◎オーストリア
対策規模=1000億ユーロ(1347億ドル)
●銀行資本:最大150億ユーロを用意。
●銀行間資金取引の保証:最大750億ユーロの供給を用意。
●銀行預金:個人の預金は全額保護。中小企業の預金保護のため100億ユーロを準備。
◎ブラジル
●銀行資本:国営銀行のブラジル銀行(バンコ・ド・ブラジル)(BBAS3.SA: 株価, 企業情報, レポート)と連邦貯蓄銀行に対し他の金融会社への出資を認可。
●流動性:中小銀行の預金準備率を大幅に引き下げ。銀行セクターに最大1600億レアル(684億1000万ドル)の資金を供給。大手銀行に対して、預金準備の一部で中小銀行の融資を買い取ることを認める。
◎ブルガリア
●銀行預金:銀行預金の最低保証額を5万ユーロ(6万4280ドル)に引き上げ。
●流動性:銀行の準備預金規制を緩和。預金準備率は12%で据え置くが、10月1日以降、銀行が保有する現金資産の50%を準備預金として認める。
◎キプロス
●銀行預金:銀行預金の保証額を2万ユーロから10万ユーロ(12万8600ドル)に引き上げ。
●銀行資本:金融支援が必要な銀行があらわれれば支援するが、銀行システムは健全で救済の必要はないと政府が表明。
◎チェコ
●銀行預金:最大5万ユーロ(6万4280ドル)まで預金を保護。金融機関の支援策は計画せず。
◎デンマーク
●銀行預金:預金を全額保護。
●銀行間資金取引の保証:銀行の債権者に対する債務も保証(カバードボンドは除く)
●銀行資本:国内銀行は、破たん金融機関の接収を支援する清算ファンドに今後2年間で最大350億クローネ(60億4000万ドル)を拠出することに合意。
◎ギリシャ
対策規模=280億ユーロ(382億5000万ドル)
●銀行資本:最大50億ユーロの公的資金投入を約束。投入方法は議決権付きの優先株購入。
●流動性:銀行の流動性確保のため、80億ユーロの特別債の発行枠を設定。
●銀行融資の保証:政府は銀行融資を150億ユーロを上限に保証。
●銀行預金:10万ユーロを上限に保護。期間は3年。
◎香港
●銀行預金:香港の銀行に預けられている個人預金は2010年末まで全額保護。
●銀行資本:必要に応じて資本注入するための準備金を用意。
◎ハンガリー
●銀行間資金取引の保証:国民貯蓄銀行(OTP銀行)OTPB.BUの銀行間取引の保証を提案。ただしOTP銀行は拒否。
●銀行預金:全ての預金を全額保護。
●流動性:欧州中央銀行(ECB)から50億ユーロの借り入れが可能になる契約に調印。翌日物為替スワップ制度も創設。
◎アイスランド
●銀行資本:カウプシング(KAUP.IC: 株価, 企業情報, レポート)、ランズバンキ銀行LAIS.IC、グリトニル銀行GLB.ICを国有化。
◎インド
●流動性:銀行の預金準備率を引き下げ。総額2500億ルピー(88億4000万ドル)を金融機関に供給。外国からの借り入れ規制を一部緩和。
●銀行資本:銀行が自己資本比率を12%まで引き上げることができるよう資本注入策を発表する見込み。
◎インドネシア
●銀行預金:20億ルピアを上限に保護。
◎アイルランド
対策規模:4850億ユーロ(6532億ドル)
●銀行預金:銀行は政府の預金保護策の適用を受けるため、2年間で10億ユーロを支払う。預金保護策のもとでは全ての個人・企業預金、銀行間預金、無担保債権、不動産担保証券、劣後債が保証される。
◎カザフスタン
対策規模:150億ドル
●銀行資本:4大銀行に最大50億ドルを注入へ。カズコメルツ(KKGByq.L: 株価, 企業情報, レポート)、ハリク(HSBKq.L: 株価, 企業情報, レポート)は既に政府に25%株を売却することに合意。第5位、6位銀行の外国人株主とも注入めぐり協議へ。政府はまた経済安定化に向けて、国のファンドから100億ドルを放出。
●流動性:預金準備規制を緩和。推定40億ドルが市場に出回る。
●銀行預金:政府保証の上限を70万テンゲから、500万テンゲ(約4万1720ドル)に引き上げ。
◎クウェート
●流動性:銀行の預貸率を80%から85%に引き上げ、12億ディナール(46億9000万ドル)の新規融資を可能に。
●銀行資本:政府は銀行に資金を供給したと発表。
●銀行預金:政府は現時点では保護の必要はないが必要に応じて対応するとしている。
◎マレーシア
●銀行預金:2010年12月まですべての銀行・金融会社の預金(外貨預金を含む)を保証。
●流動性:中銀監督下の保険会社・タカフル(イスラム保険)会社も、流動性ファシリティーの利用が可能に。
◎モンゴル
●銀行資本:政府が資本注入の用意を表明。
◎モンテネグロ
対策規模:8億ユーロ(10億3000万ドル)
●銀行預金:すべての預金を保護。預金残高は8億ユーロ強。
●流動性:短期金融市場の日々の資金供給拡大と融資の弾力化を提案。
●銀行間資金取引の保証:救済案には、銀行間貸出を保証する可能性が盛り込まれている。
◎オランダ
対策規模:2000億ユーロ(2694億ドル)
●銀行間資金取引の保証:金融機関間の融資を総額2000億ユーロ保証。
●銀行資本:200億ユーロの公的資金注入の用意。INGグループ(ING.AS: 株価, 企業情報, レポート)は100億ユーロの注入を受けることに合意。保険会社のエイゴンも公的資金注入による資本増強を検討。
◎ニュージーランド
●銀行預金:リテール銀行・預金金融機関の預金を2年間保護。上限は、預金者1人当たり1金融機関につき100万NZドル(59万7700ドル)
◎ノルウェー
対策規模=3500億クローネ(500億ドル)
●債務スワップ: モーゲージ担保証券(MBS)を含むカバードボンドを新たに発行する政府債と交換可能。この政府債は流動性供給入札への担保として利用可能。
●流動性:中央銀行が中小銀行の流動性対策に期間2年の融資を実行。
◎フィリピン
●銀行預金:銀行預金の保証額を現行の4倍に当たる100万ペソ(2万0600ドル)に引き上げることを政府が提案。
◎ポーランド
●銀行資本:必要であれば政府が銀行に資本注入。
●銀行預金:銀行預金の保証額を17万5000ズロチ(5万9710ドル)に引き上げる方向で検討中。
●流動性:中銀が、銀行間市場の流動性拡大のためレポオペを導入。為替スワップの利用も支持。適格担保の拡大も計画。
◎ポルトガル
対策規模=200億ユーロ(257億1000万ドル)
●流動性:銀行の流動性を保証するため政府が融資枠を設定へ。
◎ルーマニア
●銀行預金:銀行預金の保証額を2万ユーロから5万ユーロ(6万4280ドル)に引き上げ。
●流動性:政府は、流動性は潤沢だが、流動性供給を通じて銀行を支援する「必要な手段」は整っており、必要であれば支援を行うと表明。
◎ロシア
対策規模=2100億ドル
●銀行資本:銀行セクターからの資本注入の要請はこれまでに約200億ドルに達した。政府は、VTB(VTBR.MM: 株価, 企業情報, レポート)の政府保有比率を引き上げ、また国内大手銀行に総額9500億ルーブル(350億ドル)の劣後ローンの供与を約束。そのうち国営スベルバンク(SBER03.MM: 株価, 企業情報, レポート)に5000億ルーブル分を供与、残りは国営ロシア対外経済活動銀行(ヴネシュエコノムバンク、VEB)を通してその他の銀行に分配される。
●流動性:中央銀行は1日2回の市場オペを通して一段の流動性供給へ。今後中銀は約100行の銀行に無担保融資の供与が可能に。銀行の預金準備率も引き下げられた。
●政府資金:商業銀行に預け入れ可能な政府資金の額を1兆5142億ルーブルに倍増。
●銀行間資金取引の保証: 国営スベルバンク(SBER03.MM: 株価, 企業情報, レポート)、国営VTB(VTBR.MM: 株価, 企業情報, レポート)、および国営ガス会社ガスプロム(GAZP.MM: 株価, 企業情報, レポート)傘下のガスプロムバンクに対し、銀行間取引により被った損失の一部を補てん。
●銀行預金:保証枠を引き上げ、70万ルーブルまで全額保証。
◎シンガポール
対策規模=1500億シンガポールドル(1000億ドル)
●銀行預金:財務省・中銀が、政府の準備金を活用し、2010年12月まで、外貨建てを含めすべての銀行・金融会社・投資銀行の預金を保護すると表明。
◎スロバキア
●銀行資本:銀行の株式を取得し資本を注入する用意があると政府が表明。
●銀行預金:銀行預金の全額保護を計画。議会の承認待ち。
●流動性:国内銀行間市場の流動性は潤沢だが、将来のユーロ加盟に備え、予定通り担保ルールの緩和を進めていく方針。
◎スロベニア
●銀行預金:国内銀行のすべての個人預金を全額保護。
◎韓国
対策規模=1300億ドル
●流動性:国内銀行と輸出業者に総額300億ドル供給の用意。
●銀行資本:公的資金注入は当面は予定していないが、必要に応じて検討する。
●政府の保有証券:政府が保有する証券を最大1兆ウォン(約9億6070万ドル)、中小企業銀行(IBK)(024110.KS: 株価, 企業情報, レポート)に注入へ。
●政府保証:国内金融機関による外貨借り入れを2009年6月まで保証。
◎スペイン
●債務保証:2009年12月まで銀行による新規債務を保証。
◎スウェーデン
対策規模=1兆5000億クローナ(1919億ドル)
●新規借り入れ保証:金融機関の借り入れを最大1兆5000億クローナ保証。金融機関は手数料を支払う。2009年4月末まで措置だが、8カ月間の延長が可能。
●銀行資本:150億クローナ規模の金融安定化基金を創設し、金融機関が危機に陥った場合の救済に充てる。資本注入が必要になった場合、政府は優先株を取得する予定。
◎スイス
●銀行資本:UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)に総額60億スイスフランの公的資金を注入。政府は同銀の9.3%株式を保有へ。またスイス国立銀行(中央銀行、SNB)が設立する不良資産処理機関が不良資産化する恐れのある債券600億ドルを引取り。クレディ・スイス・グループ(CSGN.VX: 株価, 企業情報, レポート)はカタール投資庁傘下企業などから約100億フランの資本を調達。
◎台湾
●銀行預金:2009年末まですべての預金を一律保護。
◎ウクライナ
●銀行資本:経営不安に陥った企業・銀行を接収する基金の設立を提案。民営化収入を基金の財源とする方針。
◎アラブ首長国連邦(UAE)
対策規模=1200億ディルハム(330億ドル)
●流動性:銀行間資金取引を保証するため充分な資金供給を約束。
●銀行預金:預金保護を約束。』





カオナシ


