2008/11/09
Alienus Non Diutius
PCの計算待ちの間の、読書マラソン。
「スティーブ・ジョブズの流儀」
Apple復帰後のジョブスについて書かれた本はたくさんあるけれど、これは面白く読めた。AppleStoreの開店にあたっても実物大のプロトタイプで入念なチェックを行った・・・というあたり、本体・OS・ソフトウエアのデザインプロトタイプが多いのは知っていたけれど、そのとにかく「つくって」「チェックして」という一貫したスタイルは真似しなきゃと思う。(できるかどうかは別として)
Pixerの話もちょっとふれられていて、そっちのスタッフへの仕事環境の整え方は参考になる。(できるかどうかは別として)
「最後の授業」DVD付き版
担当者ブログによると「スティーブ・ジョブズの流儀」も手がけたみたいなんですが、こちらは「言わずと知れた」というのがぴったりの本当にいい本でした。講義ビデオの内容を補完するエピソードをまとめた形の書籍ですが、これは手元においていておきたい本。
> 僕の状況を表すのに「幸運」という言葉は奇妙だが、僕のなかには、バスに轢かれて
> 死ぬのではないことは幸運だという気持ちがある。癌は、大切なことをジェイと話し
> 合う時間をくれた。心臓発作か交通事故で死ぬ運命だったら、それはかなわなかった
> だろう。
この本は著者自身の闘病記でしたが、重松清の小説「その日のまえに」を思い出してしまう。
この本では、もちろん「その日のあとで」は語られていない。でも、いつかくる「その日」のための、喪の仕事とは反対の生の仕事みたいなものがあふれていた。
Pixerのモットーが「Alienus Non Diutius〜もうひとりではない〜」という言葉というのもジョブスの本で紹介されていたけれど、「最後の授業」では天の声のように与えられたものとしてではなく著者が体験を通して獲得した気持ちとして
> 僕が歩んでいるこの旅で、一人だと思ったことは一度もない。
と書いていてくれている。これだけでも、周りは救われるのではないかな。
次に読むのは「日本という方法」「あ・じゃ・ぱん」 残念ながら、まだしばらく読書の時間がありそう。








つちぴ~

