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2008/11/22

本是同根生

先日、NHK「漢詩紀行」をながめていて
なんとなくメモってしまった
曹植、七歩詩の一節。

七歩詩自体は、兄者に疎まれた歎きを
煮豆へ寄せたぶつくさで
なんということはないですが
「七歩あるくうちに吟ぜよ、さもなきゃ首チョンパ」
実兄の、あんまりな鬼リクエストに応えて詠まれた
切羽詰まったぶつくさ、みなぎる哀切、なわけで。
なまじ詩才にめぐまれたために父から溺愛され
キーッとなった兄からは、さんざんな仕打ち受けるけど
そんな兄すらギャフンなくらいミューズが味方するんだから
曹植、それほどお気の毒でもないんじゃぁないか‥‥
てなことかすめつつも
なぜかこのフレーズだけが、3Dばりに
浮き上がって見えたんです。

「もとより根同じうして生じたるに」

蟲師第10巻、帯をといた先のお言葉に
得意のひとり合点、いたしました。
そして第1巻へと立ちもどります。
わたしと蟲師の、旅はつづきます。

コメント(6)

2008/11/23

なゆ(蟲師空間) きょうだいをまめとまめがらにたとえたお話でしたっけ。 はううう、わたし、また10巻を開封できずにおります・゚゚・(>_<;)・゚゚・。 連作の幕がひとまず下りただけで、そうですよね、旅は続くのです。

2008/11/24

Ba2 >ハヲさま  私も、蟲師第10巻を読み終え、第1巻に続きました... まるで、「パイナップルアーミー」最終話ですけど(^^;  読み続けながら、「今ここで,妙なる香を嗅いだら,今までの人生を再演?」と思っちゃいました。 「香る闇」を読んだ後では...

2008/11/25

スミツツキ 同じ根を持つからこそ余計にキーッとなるんじゃないかと思いますけど(苦笑)そのやるせなさもヒトなれば……繋がっていることで生まれる感情もさまざまですなぁ。それでも同じモノから生まれたということは忘れずにいたいと思います。

2008/11/27

ハヲ >>なゆさん、そうですね、釜の下でぼーぼー燃える豆殻兄者に、釜の中でくつくつ泣かされる弟豆、同じ根っこの者同士なんだからーもーなんでーヤメテヨーという‥‥歎き節スッとばして「同根」だけが脳に吸収されました(苦笑)  10巻そろそろ開封されたでしょうか? 「おまけまんが」がこれまた“連”です。伝わった結晶、縁あればまただれかへ。つづくのですね。旅のように。

ハヲ >>Ba2さん、「パイナップルアーミー」がわからなかったので調べました。けど、蟲師はそこまでなループ構造では(笑) でも、なんだか第1巻手に取りたくなりますよね! わたしの場合、正確には第1話から飛んで6巻の「夜を撫でる手」へ。なぜだ(笑)  漆黒の筒状な蟲に嵌っても、ボンヤリなわたしは人生を繰り返してるのに気づかないかもしれません。 

ハヲ >>スミツツキさん、ああたぶんそう、同族ゆえのキーッ(苦笑) しかしアレです、泣ける豆より、キーッとなった豆殻のが余程におツラそう。そういう繋がりに吹き出るものの痛い分かちあいも、やるせないけど、あるということでしょうか。 もっと奥まった「つながり」に、いつでも手をかざしてみることができるって、うれしいけれど、なぜだかギゥっと切ない気もします。

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