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2008/11/24

疑似科学とメディア

23日にサイエンスアゴラにて行われた「疑似科学とメディア」という講演会に行ってきました。
講演者は池内了、佐倉統、長谷川寿一、毛利衛(敬称略)の4名でした。
・池内氏
 著書である「疑似科学入門」に則って、疑似科学の分類についてのお話でした。

・佐倉氏
 疑似科学というものは、日本だけのものではないし、今に始まったものでもない。人類の歴史が始まって以来ずっと、疑似科学的なものは存在してきたのだという話でした。(後で毛利氏から、「科学」が始まったのは、最近なのでそれ以前に「疑似科学」はないのでは?というツッコミあり)

・毛利氏
 ご自身が疑似科学者と呼ばれた体験から、疑似科学は果たして完全に悪なのかという話をされました。これについては、後で触れます。

・長谷川氏
 血液型性格診断をめぐってという題で、血液型性格診断の歴史やその真偽について話をされました。最近の傾向としてはTVがBPOによる要望書の影響で下火になり、書籍で大ブームが起こっているという事でした。途中「血液型自分の説明書」を買った人はいらっしゃいますか?と会場に聞いたところ、一人も手が上がらなかったので、「さすがアゴラですね」とおっしゃっていました。

最後に質問のコーナーがあり、毛利氏に質問をしたかったのですが、質問をまとめている間に時間切れとなってしまい。かないませんでした。

全体的な印象としては、ニセ科学フォーラムよりずっと一般の人を意識したためか、当たり障りのない、あいまいな内容になってしまったかのように思えます。

さて、毛利氏の話は「宇宙飛行士の時、地上からリンゴを受け取るパフォーマンスをしたら、ある大学教授から疑似科学者と呼ばれてショックだった」「(天皇家の)愛子が生まれたとき、『満月にあわせたように……かぐやひめ……』(※内容よく覚えておらず(^^;)と言ったら、別の大学教授(その人の方が疑似なんじゃという人)(※大槻教授?)から疑似科学者と呼ばれた、という体験に基づく話でした。
それを契機に疑似科学について考えたんだけど、たとえば子供に地球はどうして生まれたの?と聞かれたら「あなたにお父さんお母さんがいるように、地球も宇宙や太陽があったから生まれたんだよ」と言う、これは科学的な説明じゃないけど、それはいいんじゃないか?と思う、というような話でした。
しかし氏が例示したものって疑似科学でしょうか?私には単に演出、世辞、ファンタジー、比喩と言ったものであるに過ぎず、疑似科学が疑似科学である要素が抜け落ちているように思えます。
疑似科学が疑似科学であるのは単に誤った内容であるということだけではなく、「誤りを認めようとしない」という点にポイントがあるように思えます。氏もそうしたものを容認しようとは思わないでしょう。また教育現場に「水伝」や「ゲーム脳」なんてニセ科学が、便利なツールとして、真偽というものに対して全く無関心に、使われている現実に対してどう考えているのか?その点を聞きたかったのですが。私には毛利氏は疑似科学の現状についてあまり知識がないのではないかと感じられました。

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