2008/12/01
思い出
昨日、スーパーの試食コーナーで販売員のおじさんが
少し離れた小さな男の子に、
つまようじに刺したウインナーを差しだしていた。
知らない人から物をもらっちゃダメだって教えられているのか、
男の子はとまどっている様子。
ただ、じわじわとおじさんの方には寄っていく。
「ボクにあげるってさ。もらっときなよ」
そう声をかけると男の子は不思議そうにウインナーを受け取った。
おじさんのサービスなのか、つまようじにはウインナーが2コ刺さっていた。
しばらくウロウロした後で、またあの男の子を見かけた。
お母さんとおばあちゃんと一緒だった。
手にはまだつまようじのウインナーを握っている。
1コは食べたようだけれど、もう1コを大事そうに見つめながら歩いている。
(うれしかったんだね)
そう思った瞬間に男の子の手から床に、つまようじがポトリ。
慌てて拾う男の子にお母さんが何か言ったけれどそれは聞こえなかった。
あるよ、あるよ、そういうこと。
パッパと食べちゃえば落とさなかったのに。
大切だから少しでも長く一緒にいたいと思ったからなんだよね。
でも、落としちゃったから心に焼き付いたよね。
販売員のおじさんにもらったうれしい思い出。










