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2008/12/31

阪堺線チンチン電車の旅 【2】

  • 阪堺線チンチン電車の旅 【2】の画像
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2分差で、敢えなく発車をのがし
道路の中州「住吉鳥居前」停留所島に腰下ろす
ぶらりの旅ビト。

次の便までは、たっぷり20分。
あわてても仕方ありません。
ふっくら緑の苔と並んで、日なたぼっこです。
車が来るたび、轢かれないよう脚ひっこめ。


ようやく乗れたと思うも束の間
三つ先の「我孫子道」で降ろされます。
先へ行ってくれる車両を待つあいだ、付近をぷらり。
「鉄道喫茶・あびこ道」…いいなぁ。
のぞいてみたかったけど、開店前でした。残念。
って、もとより入店の余裕などないはずですが〜
おそるべきは、のんびり時間軸。

その先、電車がゆるやかな丘を越えて
大和川にさしかかる辺りでは
川原へ駈け降りたい欲求にさいなまれます。
ここでもし下車の客がひとりでもいたら
つられてしまったにちがいなく。
そうして、目的はずんずん遠のいてったことでしょう。


堺市内に入り、軌道区域を走るチンチン電車
乗降客もいくぶん増してまいりました。
 「次は、寺地町、寺地町」
やっと本来の目標地点に到達です。

めざすは 「かん袋」なる甘味処。
創業以来、伝統の味を守りつづけて670年余の老舗です。
屋号の謂れは、ご店主が大阪城天守閣の瓦葺きに奉仕のおり
餅づくりで鍛えた腕でもって、瓦を軽々と
あたかも「かみぶくろ」を放り投げるように扱うさまをして
太閤秀吉よりご命名たもうた、とのことです。

こちらの名物は「くるみ餅」
といっても、胡桃には縁がないそうで。
白玉だんご状の小餅を、秘伝の緑色餡にくるんで振舞われます。
でですね、これに「かき氷」をかけた「氷くるみ餅」てのが
抜群に美味しいともっぱらの評判。
しかも夏場のみならず
なんと、師走のこの時季にもいただけるんです。

そうです。 

  「冬のかき氷」

これが、このチン電旅のメインなのでありました。


開店間も無いのに店内は、お客さんがひきもきらず。
席に腰掛けて、セルフのお茶などすすってるうちにも
勘定場には、お土産の注文が相次ぎます。
ご繁盛はいいけれど、ん? だれも注文伺いに来ないな
と思ったところで、気づきました。
こちらは、前もって勘定場でオーダーが慣わし。
精算済のあかしに渡される木札をもって
席でお待ちするシステムだったのですね。
しまった、またしてもタイムロス。

周囲に交わされる正調堺弁へ耳かたむけてると
はたして、二十三番注文の「氷くるみ餅・シングル」
卓上に運ばれました。
マフラーとコートを脱いで
どこからどう見てもかき氷な小鉢へ
氷山を壊さぬよう、匙を差し入れます。
ふわっふわなかき氷
ちべたいです。
ふしぎな気分です。
あっ、あの味に似てる !
五箇山の相倉集落で片足嵌りながら食んだ雪、なつかし〜

氷山を掘ってあけた洞のむこうで待つのは
真打ち、くるみ餅です。
氷粒まとった餅は噛めば人肌、もっちり食べごたえあり。
成分非公開な謎の緑餡が、甘く雪どけして
きれいです。
(苔画像から続けざまだとコレまるで苔の搾り汁のようにも。苦笑)
お味は、煎茶も香るし豆や木の実の風味もありますね。
なんだかんだ言ってやっぱり擦ったクルミも
入ってんじゃないか? とか訝しんでると
来た。眉間ギーン。
わはは、かき氷だ。苦しい苦しい(笑)

雪どけの苔水、一滴までごちそうさま。
ダブルにしてもよかったかな〜
…て、いやいやいやそんな時間は !


さて、いよいよ全速で神戸・三宮へ向かわなくては。
全速っても、身を任すのはチンチン電車ですから
急いても詮なきこと。
三宮の書店へ連絡を入れたあとはもう
JR新今宮に乗り換える南霞町駅まで
安心して日なたに揺られるだけです。
停留所で入手の「堺の古墳群ガイド」を
開きながらも、しだいに重さ増す瞼。
失敬して、うたた寝の幸せにあずかります。
ゴトンーゴトンーー zzz…


(以下 「そして神戸」編へ、恐れながら年またぎで)
* つづく *


【追記】
古く商人の町として栄える堺は
古墳の町でもあったのですね。
いただいたパンフレットは
仁徳陵をいただく百舌鳥野を中心とした凡そ4kmの台地に
かつては100基以上分布していたという
「百舌鳥古墳群」めぐりのご案内でした。
Map上の古墳、現存47基を追う寝ぼけまなこ
一瞬、カッと見開かれる名称が。

 「ドンチャン山 2号墳」

ドンチャン山って何。 1号のゆくえは。

コメント(11)

2008/12/31

ハヲ  ということで(なにが)、これにて本年度のUPをおわります。 本年中もたっぷりのご懇意まことにありがとうございました。おかげさまで楽しかったです。 どちらさまも、どうぞよいお年をお迎えられますよう。また、新しい年に、元気でお会いいたしましょう。

沙遥~さはる~ ハオさん。本年もお世話になりました!ていうか本年中に一度でもお会いできてよかった(涙)。 すごいなぁ~「年中アイス」部員を称する自分としても注目な場所ですわ(笑)。行ってみよ~vvチンチン電車のたびはよいですねvv仁徳天皇稜の前方後円墳、見たい~....ドンチャン山って、しかも2号って(笑)。来年もいろいろ情報、どうぞよろしくお願いしますv

ギンコ母さん おお、冬のカキ氷! なるほど、チン電の旅路、これが目的でしたか。 すごい歴史のあるお店ですねぇ! 大阪で太閤さんに名前をもろたと言えば、もう商売人としては最高の名誉でしょうね。 木札がいい感じ♪ 苔の絞り汁! 「苔」なのに美味そうに感じちゃう辺りが蟲師空間気質!?(笑) しかし熱いお茶とカキ氷、贅沢な冬の愉しみですね♪ ドンチャン山? なんじゃそりゃ!ですね。(笑) 考古学者の先生がしかめっツラで「ドンチャン・・・・」だなんて言うのかしら。(笑) いやぁ、幼少よりなじみの深い地名オンパレードなチン電の旅、懐かしい思い出も甦りつつ新たな情報も頂きまして、無事に本年のハヲ様日記の終了となるわけですね。 まだまだ続きが気になりますが、一先ずはお疲れ様でございます。 また新年も引き続き、楽しい話題で空間を盛り上げてくださいましね♪ どうぞ、穏やかなお正月をお過ごしくださいませ♪ 

スミツツキ なんと目的地は甘味処でしたか。さすがです(笑)苔くるみ餅、美味しそう〜 冬のかき氷、暖かくして食べたいです。番号札でかっ(焦) 空の色のラッピングもなかなか素敵です。町並みに合うのかどうかは微妙な気もしますが…どうでした?(笑) 山の名前はどうしたことか……(苦笑)結構変なのもありますけどね。1号墳は開発などで削られてしまったかもしれません。 本年も楽しませて頂きました。どうぞ良いお年を。

2009/01/02

小月 路面電車の停留所は確かに島ですね。そんなところにも苔があるなんて、のんびり気分がひとしおです。 鉄道喫茶。それって、特別なところでしょうか(笑) ほ~お目当ては甘味処でしたか。しかも氷くるみ餅! 確かにこの季節には意外なものですが、だからこその遠出の甲斐もあるってもんですね。 しかもこのこんもり白い山が清潔で綺麗です。さらに中から苔風のくるみ餅、もおいしそう。 冷たい中に人肌もっちりが魅力的です。食べてみたいな~でも、堺はいささか遠いわ~(苦笑) 眼においしいメニューをありがとうございました。 へ~仁徳天皇陵って堺でしたっけ。 ドンチャン山一号墳は消滅した模様。っていうかここいらあたりは変わった名前の古墳もちらほらのようですね。 名前の由来は、ほんと聞いてみたいです。奈良もそうですけど、こういうところに住んでるといろいろ大変でしょうね。 なにか建てようと思ったら、まず調査から。うっかりすごいものを掘り当てたら、どうなることやら(苦笑)

2009/01/09

雨月 了  >ハヲさん  この活動も「変形カフェ部」活動ですね。  うーん。楽しそうだぁー。  鉄道喫茶って、どんなんだろー。

2009/01/14

ハヲ >>沙遥さん、すっかり遅くなってゴメンなさい! 今年もどこかでまた沙遥さんのキラキラ笑顔にお会いしてクラクラできますように♪ じつは自分もフリーザーに大人買いした期間限定ラムレーズンpinoの在庫をひたひたと消化する「年中アイス部」部員ですが、夏場に食いそびれたかき氷のリベンジマッチが冬場にあるとは思いよらずでした! びば堺♪ ちょっと遠くですけど、部活いかがです?(笑) 知らない町を路面電車で旅するの、極上なのんびりを味わえます。あ、でも念のためお出向きの折には、お店へお問い合わせなすってね。

ハヲ >>ギンコ母さん、遅くなりましてすみません!  「苔なのに」ぶわははは、苔断定ですか(笑)  そうなんですよ、この冬に「氷くるみ餅」食べてきた話をネットで見た時点で、チン電旅がほぼ決定したんでした。はからずもギンコ母さんお馴染みの路線、それこそ自分には最高な栄誉です。言うても寺地町は終点から6つめ、イベントヘ間に合うかがカギでしたが、路線案内をたどった結果、なんとかGOで。いったんGOとなると周辺も気になり、天王寺から上町線で乗り入れて、東天下茶屋で安倍晴明神社とかムシパン専門店「ムッシュムシパン」とかめぐるのもいいな〜とか、千々に思いめぐりまくりだったですが、ぷらり途中下車は「すみよっさん」がせいぜいでしたね。にしても、なぞのドンチャン山含め、沿線さまざまに見どころを逃して帰った今回、再訪の機会をねらわずにおれましょうか! 懐かしんでいただけたこの旅路、いつかリアルにご一緒できたらどんなにか楽しいでしょうね♪ その折まで、チン電もきっと元気で!!

ハヲ >>スミツツキさん、むっさ遅レスでもうしわけありません!  甘味処が目的地で「さすが」って、えー(苦笑)  ま、どうせ成分ナゾなんですから「苔くるみ餅」でいいと思いますね(笑) 店内は日当たりもよく暖房もきいて、まさにかき氷びよりでした(笑) え、番号札デカいですか? んまぁたしかに。何番まであるのかわかりませんが、仮に五十番までとしても五十枚、かさばりそうですがこちらはゆったりな店構え、伝統の木札を守るに万全でしょう。 朗らかカラーなラッピング車両、走れば町並みを明るくさして、けたたましい都バスなどよりはるかになじんでましたね。チンチン電車だからかしら。 山の名称には、たまにおかしなものがありますね。思わず行ってみたくなる、そしてドンチャンしたくなる、そんなねらい? しかも古墳(笑)

ハヲ >>小月さん、車線の多い路面の「島式」停留所でポツンと待っていると、なんか中州に取り残されたかんじでいいです(笑) 孤島の苔も、よもや搾られて餅をくるむことになろーとは(笑)  冬のかき氷めあての旅、「遠出」のエリアを超えてましょう。いかも深夜バスで乗りつけて。酔狂もついにここまでですよ。かき氷こんもり無垢な白山をカメラにおさめる際の、わたしの口元がどんだけゆるまってたか、ご想像ください。ていうかもう明らかにむふむふ笑ってました(笑) ひと匙はこぶたび「おいしー」とも言いました。不審客、上等(苦笑)  ほんのり人肌お餅は腹持ちもまんざらでないことが、神戸までの道程で判明しました。  1号墳は破壊に遭ったようですが、ドンチャン山の語源はまだ判りません。なんとなしに楳図的キャラのポーズが浮かぶ「グワショウ坊古墳」なんてのもありましたね。あと「東酒呑古墳」とか。ヒガシノサケノミ(含笑) うっかり掘って何か出てきても困るからてんで、開発が二の足だとしたら、昔のままの町並みをのこしてもらえるから、自分的には歓迎ですけどね(苦笑)

ハヲ >>雨月さん、「変形カヘ部」上等ですね(笑) いや、カヘ部としては次回の神戸編のほうがバリ部活でしょうか。部長にもわりとウケそうな自信がございます。 「鉄道喫茶・あびこ道」は、都内にもあるような鉄道模型パノラマ喫茶(イヤ都内のは鉄道パノラマ銭湯だったか)で、料金払ってなんとかゲージを運転できるシステムですね。my車両も持ち込み可だそうです。で飲みたければコーヒーも飲めるしお食事もできるという。我孫子道駅には阪堺電軌の本社運輸区の車庫がありますし阪堺線メインかな。新幹線等もあるようですけど。この領域は未知ですか?

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