2009/06/04
寄席昼夜
池袋演芸場 六月上席
【昼の部】12時開場 12時30分開演
開口一番 (柳家 小ぞう)『道具屋』
12:30 落 語 柳 家 喬四郎『稲葉さんの大冒険』
奇 術 花 島 世津子
13:00 落 語 古今亭 志ん丸『きゃいのう』
落 語 柳 家 喬之助『持参金』
漫 才 すず風にゃん子・金魚
落 語 柳 家 三 三『引越しの夢』
14:00 落 語 三遊亭 白 鳥『ナースコール』
漫 談 結 城 たかし
落 語 林 家 しん平『深海獣雷牙』制作秘話
15:00 —お仲入り—
落 語 入船亭 扇 辰『按摩の蚊帳(麻のれん)』
落 語 柳 家 さん喬『徳ちゃん』
漫 才 ホ ー ム ラ ン
16:00 落 語 柳 家 喬太郎『頓馬の使者』
【夜の部】17時開演 20時30分終演
開口一番 (三遊亭 歌五)『金明竹』
17:00 落 語 五街道 弥 助『鮑のし』
落 語 柳 家 一 琴『松山鏡』
奇 術 アサダ 二 世
落 語 初音家 左 橋『お菊の皿』
18:00 講 談 宝 井 琴 調『大岡政談 人情匙加減』
漫 才 笑 組
落 語 柳 亭 市 馬『夢の酒』
19:00 —お仲入り—
落 語 桃月庵 白 酒『代脈』
落 語 柳 家 権太楼『壷算』
俗 曲 柳 家 小 菊
20:00 落 語 五街道 雲 助『火焔太鼓』
どうです、この面子。昼席では、三三・白鳥・さん喬・喬太郎さん、夜席では市馬・白酒・権太楼・雲助師匠と。これだけ揃えられたらもう、昼夜通しで行くしかないでしょ。実質8時間だけど開場前に並ぶのに1時間(このメンバーでトリが喬太郎さんですからね)、その前にお弁当も調達して…と、なかなか夜型から抜け出せないわたしにとっては、のっけから寝不足気味でやや辛いスタート。
池袋演芸場は新宿末廣亭より狭くて、足した椅子を含めても120席くらいか。昼席でのお膝送りデビューの林家扇さんが「混み合っておりますので詰め合ってください、荷物は膝の上に置かないでください」、「えっ?」と思ったら背後から「膝の上は良いんだよっ」客席爆笑。二度目の説明時はやや詰まりながらもちゃんと言えたので客席から笑いと拍手が。すると再び背後から「なに拍手もらってんだっ」(笑)
にゃん子・金魚さんの漫才を冷やかして、後の三三さんが「どうもお見苦しいものを」続けて「次第にまともになっていくかと思えば次が白鳥で、トリがキチ×イです」(聞き違いだったらごめんなさい)。三三さんは思っていた通り見事な出来映え、白鳥さんには涙が出るほど笑わせて貰い、さん喬さんはさすがの腕に唸らされ、妙な噺でもないのになぜか奇妙さが漂う喬太郎ワールドに気付かぬ間に巻き込まれて昼席は終了。
夜の部。喬太郎さん目当てのお客が帰って70〜80%の入りからスタート、後半は90%くらいか。お目当ての噺家だけを見に来る方々が意外と多く、その潔さにちょっと驚く。今日の一番人気はやはり喬太郎さんで、喬太郎さんが始まる頃には立ち見も出て120%くらいになっていた。「喬太郎さん目当ての客が多い」と他の芸人さんに明らかで、さん喬師匠を前にしての主任(トリ)とは精神的にどうだろうか。もう慣れっこかな。
アサダ二世さんが楽屋入りしたものの体調不良ということで(大丈夫でしょうか)急遽、一琴さんの紙切りと左橋さんの声帯模写でコラボ。予定になかった事態なので切り絵はアリ物の道具を揃えてらしたのが如何にものアクシデントですが、お二人ともお見事な技で、客としては大いに楽しませて頂いた。
夜の部の前にお弁当を平らげた寝不足気味のわたしは、もうこの辺りで度々襲いかかる眠気に気絶寸前、眼もチカチカしてくる。「今、市馬さんだからっ。白酒さん!権太楼さんだからぁ、、」笑いたくても顔面筋が反応しなくなりつつ…、後半は気力との戦いとなりました。失神寸前な中、小菊さんの粋曲が夏らしくて清涼剤に。最後の気力を振り絞ってトリ、味わい深い雲助師匠の『火焔太鼓』を聴く。
早く寝たいくらいのグダグダの体で帰宅する。熱心な落語ファンは一日中居ても当たり前のようだし、実際かなりご年配な紳士方も平気なご様子でした。こちらは「もうこんなの無理」と思いながら、終わってみれば「あぁ 愉し」。朝型にシフトしてもう一度… そうやって嵌まっていくのでしょうか。落語の魔力、恐るべし。
コメント(8)
2009/06/05
チィプリ 喬太郎さんの落語、祥さんのリンク全部見ましたよ!面白くて一気に。お顔のよく見える席に座れましたか?臨場感あふれるレポートに今すぐ飛んでいきたくなりました~っ!浅草と上野しか調べてませんでした。見てみたいです!
祥 リンク、見て頂けたのですか。ありがとうございます。池袋演芸場はとても小さなスペースなので、中央だけど一番後ろの席に坐った近眼気味のわたしでも、芸人さんの表情がちゃんと見えました。向こうからも客席が丸見えの様子。実はオペラグラスを持っていったのですがまったく不要どころか、そんなの出して見ていたら吃驚されるだろうな〜。寄席情報はこちらで調べると便利です。行く前に「本日の寄席」で確認しないと、ちょこちょこ変わっているので要注意なんですよね。あぁ… 熱が熱を呼ぶのか、もう早速また行きたくなってきました(笑)。寄席は寄席でやっぱり良いなぁ。
poses わぁいいですねぇ~。本当に盛りだくさん。まだ東京の寄席は未体験なのですが、やはり演目によってはかなり並ぶのでしょうか?「本日の寄席」からたどり、末広亭の6月下席に釘付けです。『小三治』を観て以来、扇橋さんも気になっております。
2009/06/06
祥 これだけ見たい人達が揃うと重い腰も上がろうというものです。わたしはごく初心者なのでちっとも詳しくないのですが、人気の噺家さんが入っているとやはり並ぶようで。でもこの日の夜は並ばずとも坐れる状態でしたよ。末広亭の6月下席は昼のトリが川柳さんで、夜が小三治さんですね。ガーコンはともかく小三治さんが出るとなると並ぶかなぁ。扇橋さんはPodcastでしか聴いたことがないのですが雰囲気ある噺家さんですよね。小三治さんもまだなので食指が動きます〜。ところで『小三治』見損ねて、まだDVDも見ていないんです… ダメやん。
poses 『小三治』はつい2度見に行ってしまいましたが、小三治さんと扇橋さん2人のシーンがとてもよかったんです。裏方から表舞台、またカメラに向かって別々に語る相手への思いにも。映画に出てくる『鰍沢』をネットで購入して聴いてみましたが、もっと扇橋さんぽい(?)噺もききたくなりました。落語って音源でも寄席でも、ある噺をきいたらじゃぁあの師匠のもとか・・・そうやってたどっていく面白さがありますね。そして熱が熱を呼ぶ、ほんとにそのとおりだと思います・笑
祥 2度も見に行かれましたかっ!ぅうむ、それを聞くとDVDでも良いから早く見たい…。わたしが聴いた扇橋さんのも『鰍沢』です。あのお話、ちょっと恐いですね。扇橋さんの魅力が感じられる噺って何だろう。落語は同じ噺をいろんな噺家さんで聴き較べが出来るのがまた楽しいですね。それぞれに違う魅力があったり、面白さを感じなかった噺でも或る師匠によってその魅力に気付いたり… と言いますか、やはり語り手次第なんだなと改めて思います。落語って聴けば聴く程、面白くなってきますね。あぁ もう 熱が熱を〜(笑)こうして話しているとposesさんの熱が移って扇橋さんの噺を聴きに駆けつけたい気持ちにも(笑)その前に『小三治』だな。
2009/06/07
poses もう一回見たいです・笑 京阪で小三治さんを見られる機会があまりないということもあるかもしれません。先に『鰍沢』をご存知でしたら、一層見ごたえがあると思います!私はまったく知らなくて、後から探したくちですが、金原亭馬生版もよかったです。聴き比べ、面白いですよね。それと、堀井憲一郎の「青い空、白い雲、しゅーっという落語」を読んでいても「あぁ、これか」と笑いがこみあげる場面がありました。
祥 『小三治』DVDどころかまだ上映中でした。12日まで… 行けるかな、行かなくちゃ。噺は、志ん生が好きなものでまずこの人のを初めに聴いていることが多く、その為に志ん生の印象が強い噺が数多く。『鰍沢』もそうですね。馬生版もありますね。馬生はわたしの最愛の噺家でして、落語の魅力に目覚めたのは馬生の『笠碁』からでした。それまでも志ん生は面白いと思って聴いていたのですが、馬生の笠碁をDVDで見て以降、面白いの感じ方が急にイキイキとまるで違ってきたのでした。寄席や落語会に行くことでさらに落語熱が(笑)。堀井憲一郎さんの著書は『落語の国からのぞいてみれば』しか読んでない、と図書館検索すると『青い空、白い雲、しゅーっという落語』入ってました!早速予約。そういえば広瀬和生著『この落語家を聴け!』にはこの日の噺家が10人程出てきます(笑)。その本に寄席のことが書いてあって「池袋はひとりの持ち時間が長めで良い」とありました。落語の話をしていると止まりませんね(笑)。あ、こちらでなんですがドレッシングのアドバイスありがとうございました。試してみますね。












