2009/08/17
真夏の夜の Break Fast。
“敗戦の日” から2日、食を断っていた。今のところダイエットの必要はないし、ましてや敬虔な祈りといった精神からはほど遠い。あえて言えば、心と身体にこびりついている余計なものを捨てるため。人間にも「再起動」は必要だ。
“プチ断食” などといささか気恥ずかしい名をつけられた “いまどきの” 手軽な断食には、おおむね2つの手法がある。まずは1日、ひたすら水だけで過ごす。もうひとつは2日間、決められたごく少量のもののみを摂るという方法。一般に、LG21ヨーグルトと野菜ジュース(または豆乳)が推奨されている。
参考に、こちらのサイトにリンクを貼っておこう。
今回は、後者で。あわせて、この間はTVやネットにも近づかない。これは、私のスタイル。(それで、「お知らせ」がたいへんなことになっていた。非礼をお許しください・・・汗)。さすがに空腹。朝夕に庭の花木に水をやる以外は、毎日2本ずつ観ても5年近くかかる、ダビングしたままになっている映画をたっぷり楽しむ。
コッポラの傑作の対極にあるものとして、きわめて評価の高いスコセッシの「グッドフェローズ」(IMDb TOP250で15位。ちなみに「ゴッドファーザー」は、PART1・2がそれぞれ2位・3位=いずれも2009年8月17日現在=)。ヴィスコンティなどで育ってしまうと、やはりコッポラ。それにしても、イタリアンマフィアはがっつり食べる。夜更けの母親の家だろうが刑務所だろうが、テーブルいっぱいに料理が並ぶ。しかも、よく飲む。
食べるのが極端に速い私は、今ランチョンマットの上にあるヨーグルトとジュースなど、ふだんならものの1分とかからない。それでも、今日はゆっくり味わうことにする。
日本映画にはほとんどいつも、裏切られてきた。それはワインをめぐる体験とよく似ている。期待せずに観た米アカデミー外国語映画賞受賞作。久しぶりに2時間ドラマではない、映画らしい映画を観た。人間がまだ言葉を持たぬころ、自分の気持ちに似た石を相手に贈った──いしぶみ。ここから、1冊の絵本も誕生する。それにしても、ふぐの白子の炙り。旨そうなんだよなぁ、「困ったことに」。
水はいくら飲んでもかまわない。いつもなら食材からも摂れるだろう水分量を考えて、ふだんより多めに。1日目の午後には、最近おいしくなったという東京の水の味がわかるようになる。
21歳の女子大生ゾフィー・ショル、最期の日々の物語。彼女が平和な時代に生きていたら、どんな人生を送ったろうかと考える。同時に、自分があの時代に生きていたら・・・。ともに処刑された兄の言葉──「強い精神と優しい心」。それが、彼女の4日間を支えた。それにしても、ゾフィーが拘置所で食べるひと切れのパンさえ、旨そうに見える。
2日目の夜、最後にお粥と具のないみそ汁。久しぶりの炭水化物、こんなものがやたらに旨い。そういえば、温かいものを口にするのも金曜日の夜以来だった。
以下は蛇足──。夜ごとアルコールを過剰摂取している私の場合、この2日間で体重が3.5kg前後落ちた。少し前の作品ばかりだが、映画で料理を楽しみたい方は拙ブログを。
写真は上から順に「雅山」特選塩すき焼きの米沢牛(2008年2月)、「ベージュ東京」の〈アワビとさまざまな貝、ココナッツ/カレースパイスのソース、こだわり卵のココット仕立て」〉(07年7月)、「デルレイ」アントワープ本店のショーウィンドウ(07年12月)。
コメント(4)
2009/08/17
*くう* プチ断食興味あります。リセットする、ということに少し誘惑を感じるのですね。でもなかなかできないのが現状。休肝日を設けることさえできないので困ったものです。
2009/08/18
四月の旅人 私も周囲では、週に8日飲むと思われていそうですが・・・大汗。ぜひトライしてみてください。2日など、あっという間です。終えたあと、ちょっとモノの見え方が変わるかもしれません。
2009/08/19
*くう* あははははは! 週に8日って!!! でも私も8日分は飲んでる気がする…! でも体験談を聞くと、ますますやってみたくなりますよー。
2009/08/20
四月の旅人 Break Fast後、お酒もいつもより美味しく感じます(嬉)。













