2009/11/26
THIS IS IT
ありえないくらい動ける、その上は、ありえないくらい止まれる、ということだということに気づく。マイケルが止まるということは、本当の静止だ。そこには、美しい夕陽なんかにふと出会ってしまった時のような気絶にも似た静止がある。時が止まったかのように感じるあの瞬間がダンスの一息一息に起こる奇跡。
それって、何もないことや全てがあることにとてもよく似ている。
マイケルはあきらめない。美しく動けることや、素晴らしい演出をコンマ一秒においても実現することや、スマートでいることや、観客の満足や、そのさらに上をいくことや、忍耐や理解をすることを。忍耐や理解、を。というマイケル。彼に忍耐や理解を強いるひとびとは決して彼に忍耐や理解を示さないにもかかわらず。
自分を省みてこの弱さを罪悪におもわせる、美しさや強さや優しさをみせてもらいました。ああ、なんて過酷な生…。




umiumi

