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2010/01/14

『THE OUTLINE 見えていない輪郭』展

21_21 DESIGN SIGHTで行われている『THE OUTLINE 見えていない輪郭』展に行く.

深澤直人のプロダクトが並んでいる,言ってしまえばそれだけの展覧会.
ただ,彼の展示はいつもそうなのだけれど,プロダクトの陳列よりもむしろ,彼のデザイン観を伝えるためのものだから,そういうものとして観ていた.

もう4年も前のことになるのだけれど,深澤直人は,ジャスパー・モリソンとともに『スーパーノーマル』という展示を行っている.
 >当時の感想日記:http://www.kanshin.com/diary/977735
そのとき二人は,生活のなかでの収まりをデザインする際に注目し.それそのものをデザインしようとしていた.『スーパーノーマル』はその宣言だった.

今回の展示で示されたのは「輪郭」ー
プロダクトのかたちではなく,モノとそれに接する何かの境目が「輪郭」であり,「わたし(深澤直人)の役割はその輪郭を割り出し、そこにぶれなくはまるモノをデザインすることである」という.生活のなかでの収まりを考える際に「輪郭」が浮かび上がったのかもしれないし,デザインの具体的な方法論としてなるほどと思える考え方だ.

深澤はかつて,アフォーダンスについて話をしていた.そのときは「無意識に使ってしまうカタチ」のような理解で話がなされていて,そもそもの意味とはズレてるなと思っていた.でも,今回の展示からふり返ってみると,視覚上の認知というつながりでもって,アフォーダンスと輪郭はつながっているのかもしれない.

今回のテーマとなる「輪郭」は図面上の外形ではなく,「地」となる生活において「図」として視覚的に浮かび上がる像なのだろう.その輪郭を生活のなかで認知しながら,ぼくらは生活しているのかもしれない.それをそっと支えるプロダクトを,深澤はデザインしたいのだろし,まさにしているのだと思った.

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