2005/02/11
4:25 pm
赤 い 風 船
ほしくてほしくてたまらなくて
何度も何度もねだって
やっと手に入れた赤い風船
うれしくてうれしくて
こぼれる笑みをかくせないまま
自慢げに連れて歩いた赤い風船
決して離すまいと
その紐をかたく握りしめていたはずなのに
ちょっとよそ見したその隙に
風船は僕の手をするりと抜けて
空に向かって飛んでいった
小さなかごから脱出した鳥みたいに
高く 自由に 飛んでいってしまった
今でもときどき思うんだ
あんなに大切だった赤い風船を
どうしてずっと握り続けていられなかったのか
あんなにすてきな赤い風船は
きっともう二度と手に入れられないのに







すーじー


