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2005/06/28

沖縄地上戦 "I am not a soldier"

沖縄出身の作家、船戸氏がTVで語っていた。

民兵だった彼は、ほんの数十メートル先の米軍から艦砲射撃を受け、磯の穴に追いつめられもう袋のネズミ状態だった。

「いまから攻撃をやめます。泳いでくれば命の保証をします。投降しなさい。」先に捕虜となった日本人もマイクで同様に大丈夫だと呼びかけたそうだ。

生き延びたい。でも廻りの目がそれを許さない。

と、仲間の一人が米軍の船に向かって泳ぎ始めた。正直羨ましかった。

投降しようとまた泳いで米軍艦へ向かう人がいた。しかし「友軍」はそれを狙撃した。かろうじて米軍に助け揚げられた。

そうこうするうち米軍の艦砲射撃は再開した。彼は足に重傷を負う。気を失いながら「あぁ俺はこうやって死ぬんだな。」

が、なぜか強い日差しに目を覚ます。米軍兵が銃を突きつけている。穴から引きずりだされたのだ。で、自分でも不思議なことに一言、とっさに口をついて出た。米軍兵も怖かったのか急に表情が和らぎ、手当てされ九死に一生を得る。



以前、司馬遼太郎がかいていた。
「この国のかたち」だったとおもう。
自称、最もふさわしくない(方向音痴で運動神経ゼロ)戦車隊長として中国へ従軍していた。

が、いよいよ本土決戦だと日本に戻り、北関東に迎撃陣地を張ったそうだ。

そのとき彼は疑問に思っている事を上官に真剣に問うた。
「関東平野から莫大な人々が、この狭い道をリヤカーなど家財食料を一式積んで北上してくると思います。どうしますか?」


「ひき殺して南進し軍務を全うせよ」
こともなげに言ったそうだ。

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