2012/01/28
点 睛
今年は例年にない寒さのよう、、、な気がしないでもなく
それはやはり寒中だから と納得して
欠礼の友人に寒中見舞いなどをしたためたり
2週間ほど前、久しぶりの39度の発熱の折には
はちみつ生姜湯を飲んでも、布団をかぶっても治まらない悪寒で
加えての関節痛と朦朧とした浮遊カンカクは
幼い頃からみる奇妙な よくみる夢 をまたも運んできたのでした、、、
まあそれが 言わずと知れた右の 上・中・下の画像
写真家: 川島小鳥氏 の昨年の話題の写真集 『 未来ちゃん 』 と
どんな関係があるのかと申しますと
ひとえに 既視覚 と、いうわけです
中高時代から写真好きだった友人は、冬休みを利用して一人旅をし
東北の田舎街で場当たり的にシャッターを押したとのこと
なかでも、子どもを撮影したモノクロの一枚が、地方新聞の応募写真展で入選し
今から考えれば、それがきっかけとなり、一生の仕事に繋がってしまった人
この未来ちゃんの表情が 奈良美智の絵の子どもにも似
友人の、古い写真の中の子どもの表情とも、とてもよく似ているように思えたわけです
70年代の終わり頃の子どもですから、あの子はもう40歳近い大人になっていることでしょう、、、
人のこころを捉える表情の機微というものは、いつまでも変わらないものですね
はてさて
暮れには、例年のボランティアの如きもろもろの活動をしたわけですが
相も変わらず、壱円を粗末にするものは、壱万円を粗末にし、壱千万円も粗末にするわけで
そうして人生を棒にふってもまだ、まともな金銭感覚が理解できないこの病の人には
どんなに懸命に何度説諭しても糠に釘状態
こうした大人はどうやってつくられてゆくのか、つくられてしまったか、親の教育の誤りか?
クリスチャンでもない私はさしのべる博愛も失せ、自分の無力と高慢と、
自分よりも相手が一枚も二枚もうわ手であることを知り、情けなく脱力し疲弊
このボランティアからはもう手を引くことにいたしました
資本主義経済に反旗を翻している人間というのは
或る意味では、お金をなんとも思わないような、こうしたとんでもない破綻者たちなのではないか、、、
どんづまりの欧州経済や赤字国債まみれの日本にも考えが及び
しかしそれらはわたしの器では及びもしないこと、、
どうどう廻りの考えも浮沈しておりました
アントニオ・ネグリ爺さまのいうところの
欧州危機の後に来る時代とはいったいどんなものなのか
眼を凝らして見据えたいものです、、、、
画像は
川島小鳥 『 未来ちゃん 』.より転載
コメント(8)
2012/01/28
anoano 未来ちゃんのなんともイノセントな表情にしばし、眼を癒されています。わずかに非対称に切り揃えられた前髪の「部分対象」が可愛いく、こちらの心を慰撫して止みません。はなしはガラっと変わり、金銭というドライブ=欲動の発露の怪物である近現代資本主義に替わるオルタナティブな社会・経済機構の創設を!とでも、アントニオ・ネグリなら言うやもしれませんね。ここに紹介した友人が執った「スクォッター(Squatter)」なる組合戦術なども、ネグりが展開していた「アウトノミア」運動のひとつの成果であったことを、いま、新たに思い起こしました。’69を基点に70年代に少しは社会変革を夢見ていた世代の、夢のごとき意思を実現する手立ては?と夢想するも、我が身体と意志の脆弱さに、歯がゆい思いもしています。
あぷりこ そういえば、奈良美智さんの絵が浮かびますね!奈良さん。村上隆さんたちとクリスティーズでオークションを開催されて東北支援されてましたね!アートが人々の救済ために大きく動いた瞬間だと感じ、感動しました。お風邪大丈夫ですか?ワタシも実は風邪ひいて、咳が長引いてます。
もえぎ anoanoさま 世界が同時に動いた1968年の頃、はっぴを着て羽田のタラップを降りてきたビートルズ来日TVニュースは記憶にあっても、当時は未来ちゃん年齢の私ですから、世の中の動きを知ったのはそれから随分のちのことでした。お友だちはいきいきと楽しみながら闘ったのですね。ちょうど高校生頃ですが、神保町界隈のストライキといえば、書泉グランデが開店してるのにスト決行中なる看板掲げて半ば閉店状態の時が度々あり「 をを、やってるやってる 」 などと眺めておりましたよ。80年代半ば頃までよく見たように思います。当時の景気は飛ぶ鳥を落とす勢いの右肩上がりでしたから、少し働いては世界放浪に出る人や転職を繰り返す自由人が周囲にはたくさん居て刺激を貰いました。新卒者の雇用すら戦後最悪という、、真っ暗な先行きしか見えない現在との大きな違いです。 ネグリの懸念 「 労働者の民主的な権利が縮小し、ストライキ権が制限され、福利厚生が削減され、労働時間が長くなり、男女の雇用格差がひろがる、、50年~100年逆行してしまうかも 」 という予測は、当たって欲しくないものです。歯がゆい思いのひとつひとつがweb繋がりで大きな潮流となり、行為へと駆り立てるような力になるとよいですね。
2012/01/29
もえぎ あぷりこさん 奈良さんの女の子のにくにくしい表情は、可愛げがあって好きなのですが、村上さんのカイカイとキキなどは、カラフルでその世界好きの方には好くても、私には別世界の人に思えていました。 藝術新潮だったか、なにかの記事で読んだインタビューで、村上氏の会社組織は、食べられないアーティストに雇用を生み出すチャンスを作っているとのこと、工房のアート会社の社長さんとして、なかなか素晴らしいことを仰っており感心しました。以前、ふらりと入った古書店主の話では、藝大日本画科時代には、その古書店によく立ち寄っていたとのことで真面目そうな地味な学生さんだったそうです。 大きなお金が稼げる人・動かせる人がえらい という考えは全く好みませんが、時代に乗ってしまい結果的に大金を得てしまった彼等のお金の遣い方に、人としての価値を測れるものさしが見えるとも言えますよね。村上氏は、いいお金の遣い方をしていると思いました。 あぷりこさんも風邪ですか。私は熱のみ、24時間で引きました。京都の冬は寒いことでしょう。おだいじにしてください。
あぷりこ もえぎさん。実はワタシも村上氏の活動に関して疑問でいっぱいだったのです。最近のいろいろアートフェアへ行く機会があったのですが、日本のアートマーケットの盛り上がらなさ(世界と比較して)は見るに耐えませんでした。美術大学は重い腰を上げて、学生の作品のオークションをやったりし始めてるらしいですが、「やっと気づいた」感でいっぱいです。やはり早い段階でグローバルに飛び回り、「金って必要なんだよ!」と言って早々と実行した村上氏は見えてたんでしょうね。忙しくてまだ全部目が通せてないのですが、先号の「美術手帖」に世界のアートマーケットの現在が特集されてます。今年はどうしたことでしょう?京都は東京より数段暖かいですね~もうすぐ節分。先日お花屋さんで大量のサンシュ(サンシュユ)を見て嬉しくなりました!
2012/01/30
もえぎ 美術大学にもそうした動きが出てきたのですね。こうした市場は、同業の需要もあるでしょうから、動きが広がってゆくとよいですね。アート市場のことはよくわかりませんが、12月に銀座で個展を開いた旧友の話では、人の入りは多いのに今回はさっぱりだそうです。中国・アジア海外向けのHPを作る提案もしましたが、仲介する中継ぎ画商さんなどが居るとよいです。「美術手帖」機会があったら見てみますね。 私もちょうど昨日、TV撮影もよく入る近くの大きな園芸店に行きました。併設の生花店店頭の和水仙ディスプレイが素晴らしく、写真を撮っている人がたくさんいました。枝ものは、猫柳や寒桜、蝋梅など。黄色が愛らしいサンシュユも春告げの枝ものですね。今日も都内は氷点下の冷え込みで最高気温は6℃予報、、春が待ち遠しいです。
Poughkeepsie 一番上の「一心不乱にフォークを使うの図」は最高ですネ。「生まれた時からどんぶりめし」を連想しました(笑)
もえぎ ぽきさん どうも。半田屋さんは知りませんでしたが、グっとくるキャッチポスターですね。未来ちゃんは、たくましさが感じられるまゆ毛とまなざしで忘れられない不思議ちゃんです。BRUTUSの表紙にもなったこれは、奈良美智、、、C3型のお顔ということでしょうか、、、。












