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カワサキカズオ

川崎和男

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インダストリアル・デザイナーであり、デザインディレクター。そして医学博士。いつのまにか大阪大学大学院教授にもなっていた。

車いす、オーディオ、めがね、打刃物、時計、ロボット、人工心臓・・。なにゆえ広範な領域のデザインを手がけるのか。私が思うに、問題解決を図る手段としてデザインを駆使し、なおかつ「妥協を許さない人」という表現が最もぴったりくるのでないか。

KWでも人気の金沢21世紀美術館で「artificial heart:川崎和男展」と題した作品展が始まった(9月16日~11月12日)。「いのち・きもち・かたち」がキーワードだという。実に適切なコピーだと思う。きっと、彼のデザイン思想を概観できるはず。楽しみ。
http://www.kanazawa21.jp/ja/...

むだをそぎ落とし、機能性を最大限発揮させるべくデザイされた数々のモノは、洗練されていて素敵だ。例えば、出身地である福井県の打刃物産地の職人と一緒に作り出したタケフナイフビレッジのナイフ群なんかは典型だろう。

増永眼鏡のKazuo Kawasakiモデルのフィット感に優れた眼鏡も、人工臓器のデザインも、彼の頭の中では、さしたる垣根はないに違いない。

妥協を許さない人だから「こわい人」でもある。「デザイナーは喧嘩師であれ」とか唱えているらしいが、彼自身がまさにそうである。

日本の眼鏡枠の95%を生産する福井県鯖江市では、1980年代後半から彼の考えを取り入れる形で「SSID」(鯖江市立インテリジェントデザイン講座)なるものが毎年あり、20年ぐらい続いた。デザイン思想を根本から学ぶという、おそるべきアカデミーだった。なおかつ、地方で、しかも行政が主催するという、今考えればうそのような話が現実に繰り広げられた。世の中がとても付いてこれない先端ぶりに、周辺で見ていて、驚いた記憶がある。
それと同等に、川崎氏の「こわさ」に驚かされた。別に仕事を持っていて、その合間に講座で学ぶ受講生が相手といえど、妥協はなかった。
「デザインとはなんぞや」を間接的に学んだが、「Macを至上のデザインツールとする、気難しいデザイナー」とのイメージも抱いた。なんか近寄りがたさは今も変わらない。「うかつに触れれば、鋭く切られる、血が流れる」・・そんな感じ? それはどこか、デザインそのものにも通じているような。

それでも、デザインの素晴らしさは超一級。自らの作品もすごいが、デザインの思想を伝えられる人としても、群を抜いている。

デザインの考え方を分かりやすく書いているブログ↓
http://artgene.blog.ocn.ne.jp/...

HP↓
http://www.ouzak.co.jp/

川崎和男

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nob-bro

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