バド・パウエル
彼がいなかったらジャズピアノの在りかたが、大袈裟じゃなく全然違ったものになっていたといってもいいと思います。例えば、エヴァンスでさえ彼のファーストアルバム「ニュー・ジャズ・コンセプション」では、パウエルの硬い殻からは簡単には抜け出せなかったのだから。
やっぱり有名なのは「クレオパトラの夢」が収録されている、ブルーノート盤の「SCENE CHANGES」だとは思うけれど、個人的には「IN PARIS」や「BLUES IN THE CLOSET」のしみじみとした感じが好みです。パウエルのプレイを聴けば、基本的にシリアスな彼の重力的な内面が染み出てきていると感じるはずです。そういのって、本でも絵でも音楽でも大事だと思います。
電気ショック療法とか録音の最中に頭を殴られたとか、いろいろエピソードが決定的にあるんだけれど、それも含めてパウエルのピアノが勇気つけるように鳴り響いています。
- 2006/09/17登録
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