アローンインザダーク
アローン・イン・ザ・ダーク
私のベストオブPCゲームに10年近く君臨しつづけるアドベンチャーゲーム。
舞台は1920年代。謎の死を遂げた画家がいた。かれの死の原因を解き明かしてほしいと依頼を受けた、エドワード・カーンビィは彼の屋敷に車を走らせる…
凝ったカメラアングルの止め絵の中でポリゴンのキャラクターが動くという、「バイオハザード」のようなゲームなのですが、もちろんこっちが先です。
ヤバそうな場所にくるとヤバそうなアングルに変わって、いかにもというところから敵が出てきます。変わるBGM。上がるテンション。
でも、ポリゴンがボロいので、どことなくユーモラスで、笑ってしまうのです。この「恐怖」と「笑い」の混ぜ具合が、狙ってか狙わずか、私のストライクゾーンに10年来入りっぱなし。
(【注】画像に青い半魚人のような面相のキャラクターが写っていますが、これが主人公です。敵ではありません。)
最初は、ゾンビ(?)が出てくるのにワーキャーびっくりしているだけなのですが、館の探索を進め、置かれている手記や書物を読み進めるごとに、画家の死の秘密が明かされていき、だんだんと「コズミックホラー」のような展開になっていきます。これが実にいい。
怖さの質を変えながらも、最後まで100%マジにならず、「笑いを忘れない」という鉄則は貫き通しております。
*
アドベンチャーゲームとしても一級品。
解法を探してああでもないこうでもないと試行錯誤しているうちに、次第に突拍子もないアイデアを思いつく。
「頭の伸びる薬を暖炉の中に入って飲んだら煙突の高い所が見えないか?」とか。
「実は体力回復に使っているビスケットを使ってゴキブリを呼び寄せられるのでは?」とか。
システム的に望み薄だとわかっていても、試さずにはいられない。
え、本当に煙突の高いところが見えるのか、ですって。そんなわけないでしょう。でも0.1パーセントくらい可能性があるかもと思ってやっちゃうわけですよ。で「やっぱダメかー。オレ何考えてるんだろうな。ハハハハハキショー」と、やってしまった自分に腹を立てつつ笑うのです。
昔のアドベンチャーゲームってそういうものだったような気が。
ミステリーハウスで「search chest」ちがう「search cabinet」そうかキャビネットかコノヤロー、なんて自分突っ込み、もとい試行錯誤を続けた人間が持ってる琴線に、このゲームは触れまくるのでした。
*
こうして並記してみて気が付きましたが、私の中で「ホラー」と「アドベンチャーゲーム」ってのは、どちらも「笑い」が重要な要素になってますな。
そういう意味で、「笑い」を軸にホラーとアドベンチャーが融合した本作は、自分の中では奇跡的な作品なのでした。
最近のゲームは肩凝るのが多くてよぉとお嘆きの諸兄は、是非どこいらかで入手してプレイしてみてください。…つっても地方のショップのワゴンセールでももう出ないような化石なんですが…ゴメンナサイ。
*
続編として「2」「3」が出ており、今年「4」がPS2でも出るそうです。志の違う別のゲームだと思ったほうがいいでしょう…それにしてもどんどんバイオハザードみたいになっていくなぁ…ハハハ。
作家・兼・ゲーム女で知られる宮部みゆきさんはこのゲームをやるためだけに3DOを購入したというのも豆知識。
- 2002/05/13更新
- 2002/05/11登録
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コメント (10)
最新コメント5件
2002/05/11
olmy ごそごそと漁りまわったところ、ありましたとも! パッケージとFDとマメ本(重要(笑))と。でもってインストールしてあれこれ設定したら立ち上がりました! すげーよXP。おじさんがふわふわ動いております~。 ただ、音がしないんですよねぇ...。
2002/05/12
未有音 お、うごきましたかっ。DOSインストール?なのにすごい。(ワタシは98とMacでしかやったことないのです)▼キャラのフワフワ感はあれですね、歩幅と移動速度が合ってないんですね。ダッシュ時とか特に(笑)▼リアルなゲームについては全く同感で上の記述もかなり控えめです。総じて、リアル=押しつけがましい=疲れますね。
2002/05/14
olmy おー、いいですねぇ、やっぱこのゲームは音が命だから~
未有音 音だけでフェイクかよ!ってときもあるんですよね(^^;
未有音 win2k系はDOSが隔離環境で動いているので、音出すならVMWareとかでサウンドカードのエミュレーション(あるのか?)なんかをやる必要があるんでしょうね▼そういえば98版を解いたときには無音でした。
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