ナンキョクノペンギン
南極のペンギン
高倉健のエッセー絵本。
俳優の仕事を通して見たこと、感じたことが書かれた10のお話。健さんらしい、優しくて素直な文章が心に染みる。
字が大きくて漢字にフリガナがふってあるので、お子様から老眼の方までお読みいただけます。
目次
アフリカの少年/北極のインド人
南極のペンギン/ハワイのベトナム料理人
比叡山の生き仏/オーストラリアのホースメン
ふるさとのおかあさん/奄美の画家と少女
ポルトガルの老ショファー/沖縄の運動会
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高倉健さんのことについて書いてある「天声人語」の一部を紹介します。(以前切り抜いてとっておいたものです)
(某高校の)在校生有志との懇談では、もっぱら「仕事一途」が話題になった。質問に答え、とつとつと高倉さんは語った▼「うーん、このごろとっても気になるのは、えー、人が何をしたかということではなくて、何のためにそれをしたのか。ということが、とっても大事な時が来ているんではないかな、という気がしますねえ」。あまりしゃべらないと評判の人が、若い人に誠実に心を開く。なかなか感動的だった▼生徒に、こんな感想もあった。「僕たちの父親の世代の人たちは、ずっと会社で働いてきて、最後まで頑張ろうってときにリストラであるとか……。自分も何年かして社会に出て行くんですけど、最後は自分のやりたかったことをまっとうして、悔いの残らないように人生を終えたいな、っていうのがすごいあるんです」▼「悔いのない、前途洋々たる人生に向かって、一生懸命走っていってほしいと思います」と応じた高倉さんは、がらりと口調を変え「そんなに仕事って、いつもいつも楽しいことなんてありゃあしないよォ。志高くやってて、みんなうまくいくなんて、それもないと思う、僕は。絶対ないな。ホンノたまに、ちょっとあるだけですよ、ああ生きてるの悪くねえナってのがね。それも一生懸命やってないと、きっとないと思いますよ」
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健さん。同郷であることを嬉しく思います。
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