太陽 The Sun
(2005年 ロシア)
アレクサンドル・ソクーロフ監督
世界12ケ国で絶賛をうけながらも、「日本での公開は不可能」といわれていたロシア人ソクーロフ監督の『太陽』。
やっと京都にも来たので観た。
イッセー尾形演ずる昭和天皇ヒロヒト。
予想通り「あっ、そ」の台詞は多。
顔の造りも骨格も違うのに、時々本物そっくりに見えるイッセー尾形の顔芸(顔面芸?)が凄すぎて、吹き出したくなる場面も多かったが、観終えてみると、かなり重たいものが残る。
史実では10回以上あったといわれるマッカーサーとの会見を1回に凝縮。
アメリカ人記者達が記念撮影の時に天皇を「チャーリー」(チャーリーチャップリンのこと)と呼ぶのも意味シンだ。
「政治・歴史の問題を蒸し返すつもりはない。戦争の犠牲者をこれ以上増やさないため、人間宣言をするに至った昭和天皇の内面的葛藤を描いた」
(ベルリン映画祭でのソクーロフ監督の記者会見での発言)
「人間であるのに、人間であってはならない存在、そういう天皇という存在の悲喜劇や悩みが非常によくでた映画であり、これまでフォーマルな公式の場の天皇しか描かれてこなかったが、この作品では徹底的に非公式の場の天皇、プライヴェートの場が描かれており、面白かった。(敗戦間近、皇居に急きょ造られた退避壕の住まいの中でも)天皇を「現人神」として仰々しく持ち上げる侍従達と、それに戸惑う天皇の関係に「人間であるのに、人間であってはならない存在」である天皇という存在の持つギャップが非常によく表現されている」
(『太陽』の映画パンフレット 田原総一朗のインタビューより一部要約)
- 2006/10/10更新
- 2006/10/10登録
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アレクサンドル・ソクーロフ『マリア』
- 愛と苦悩の日記 | Tracked: 10.1.22 1:19 am
■アレクサンドル・ソクーロフ監督『マリア』(1975-1988年ロシア)を観た。ちょっとこの日記では紙面が足りないくらいに美しい映画なので、後日まとめてみたい。とにかく構成(脚本と...
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