ヨハン・アドルフ・ハッセ
ヨハン・アドルフ・ハッセ(Johann Adolf Hasse)
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699 - 1783)
バロック期に活躍したドイツ出身の作曲家。多くのオペラ曲を作曲したが、現在完全な形で残っているものは少ない。当時においてモーツアルトの才能を正しく評価したことでも有名。
ハッセの曲の多くは、カストラートの驚異的な声のテクニックに支えられており、カストラートが途絶えた今では、もはや曲を再現することも、作品を正確に評価することも難しい。声の超絶技巧のための超絶技巧による超絶技巧の音楽が彼の音楽であって、何事にも変態的とも言える超絶技巧が聞かせどころとして優先するため、異様にテンポが早くノリがよく華やかだが、同時に恐ろしく薄っぺらに聞こえ、一般に古楽に期待されているとおもわれるワビサビはゼロ。ハッセの曲を聴くとクジャクが羽を見せびらかすように、声の妙技を見せびらかしている得意げな歌手の姿が目に浮かびたまにちょっとしらけたりもする。だがそれがいいと、言い切ってしまおう。
ほかのバロック期のオペラにもありがちなことだが、スコアの足りない部分がほかの曲から転用されていたりするため、おや、この曲聞いたことがあるぞと思うこともしばしばある。個人的には、輸入CDでも結構高いのがつらいところです。
お勧めはW・クリスティの指揮による4枚組のオペラ「クレオフィーデ」。エマ・カークビーにアニエス・メロン、デレク・リー・レイギン、ヴィス、の驚くほどの超豪華キャスト。お値段も4枚組みとしてはお手ごろ。ただ、クリスティにしてはちょっと演奏が緩い気もするけど。あとルネ・ヤーコプスが以前上演したオペラ「ソリマーノ」をCD化してほしい。
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