ボクヲオクル
ぼくを葬る
ー余命3ヶ月。あなたには何が残せますか?
監督:フランソワ・オゾン
主人公ロマンはファッションフォトグラファー。ある日突然、撮影中に倒れた彼は自らが不治の病であり、余命わずか3ヶ月であることを医師に宣告される。家族との関係はぎくしゃくしており、自分の病についても話せなかった。
どのシーンも印象的で、台詞もとても印象に残りました。ロマンが祖母と話しているときの会話「なぜ私に話したの?」「僕と似てるからーもうすぐ死ぬ」。
また、祖母はこうも言います「今夜あなたと二人で死にたい」とも。
そんな彼に、突然ある頼み事をする女性が現れる。それは不妊症に悩む夫婦で、彼に父親の変わりに自分とセックスしてくれないかと頼む。悩んだ彼は・・・。
人は死ぬことでどこか遠くへいってしまうとよくいわれますが、もしかしたら自分の原点へと回帰することになるのかもしれないと思いました。きっとそこには自分自身にしかないものがあるのでしょう。
ロマンも最初は「それで何になる?」とどうせ死ぬのだからとばかり考えていました。そして、なにかを残したいと思うのです。しかし、生命の輝きを見つけた後では、もう彼はそのことをたいした問題ではないと思っていたような気がします。
生命について深く知ることは同時に死について深く知ることでもあるのかもしれません。
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