じょぜのせかい
映画「ジョゼと虎と魚たち」
……忘れたい、 いとおしい
忘れられない。
監督:犬童一心 原作:田辺聖子
主演:妻夫木聡・池脇千鶴
■ただ惰性の毎日を過ごしていた大学生「恒夫」が、「ジョゼ」と名乗る少女と出会う。
生まれつき両足が動かない障害を持つ彼女は、家から一歩も出ることを許されず、せまいせまい世界の中で生きていた。
それでも彼女は小説や雑誌を読んで、懸命に「外の世界」を知ろうする。
恒夫は、そんな「ジョゼ」に興味をもち、しだいに心惹かれていく……
▼裏と表の切なさ……
メルヘンと現実の裏表
小さな世界のお姫様に、外の世界から来た王子様が手をさしのべ、外へと連れていっていくれる。
そんなメルヘンチックな心やさしい夢物語だと思っていたかった……。
だけど、現実の2人は障害者と健常者の関係である。彼女を背負いつづける負担を自分は支え続けることができるのか……恒夫は、だんだんとその重さに気づいていく……
優しさは弱さの裏返し
恒夫は子供のように世間を知らないジョゼに優しくする。
でも、実はその優しさは、恒夫がジョゼに優越感があったから出来る優しさであった。
しかし、つきあううちに、ジョゼには自分にない強さを持っていることに、気づいていく……
▼タイトルの「虎」と「魚たち」
ふたつのターニングポイントにおける、恒夫の心境の変化を考えると……
▼恒夫のおかげで外の世界を知ったジョゼは、その生活を続けることは恒夫次第だということに気づいていた。
それでもいいと思っている。
そんな健気さと強さを合わせ持つジョゼが愛しくてたまりません!
▼心がギュッとなりました
まず、一見かよわそうな女の子が、「あたまえやがな」と低い声の大阪弁の第一声で、いっぺんに印象を変えてしまうんです。その声に心を強くつかまれました。
そして、すごくすごく切ない結末に、心はギュッと縮まり、その痛さに泣きそうでした。
▼ほんとうに美味しそう
恒夫がジョゼに興味をもつきっかけとなった、ジョゼの手料理。
恒夫が美味しそうに食べるのが、ほんとうに美味しそうに見えました。
▼学校の図書館の視聴覚施設で見たので、思いのほかベッドシーンが多くて、かなりドキドキしながら見ました(笑)
*公式サイト
*DVD
- 2006/10/22更新
- 2006/10/22登録
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コメント (6)
最新コメント5件
2006/10/22
くんぷう ふっくらダシまきがほんとに美味しそうっ。ジョゼの口調は大阪弁だからこそですよね! 田辺聖子さんといえば今のNHK朝ドラ「芋たこなんきん」のモデルになっている方ですね~。毎朝気持ちいい大阪弁が聞けて楽しいです。
2006/10/23
あげは15 すごく切なくなって、このレビュー見ただけで、ちょっとだけですけど、じわっとしちゃいました(´Д⊂グスン・・・
最期には恒夫も自分の弱さとかに気づくんですよね、新しい彼女の前で号泣してるシーンとか忘れられません!
好きでも状況が許さず別れたりとかしちゃうと、ココロに居続ける人っていますね。不思議なほどさらっといなくなる人もいますが。。。
くんぷう ラストは、恒夫がジョゼから離れてしまう。恒夫の号泣は「弱さ」そのものでしたね……。ジョゼのこと考えると許せなくて、でも恒夫の気持ちを考えると、もし自分だったとしたら、やはり逃げてしまうかもしれないと気づいて、悲しくなって……。見ている側に考えさせる「号泣」でした。
2007/01/21
singing-dog はじめまして、KWつながりありがとうございます。わたしもたまにHPに行っては世界に浸ったりしています。邦画よく見るんですね~、見たいと思ってた映画をほとんど見てるので驚きでした。わたしも邦画好きなのでまたおじゃまさせていただきますね。
くんぷう singing-dogさん>こちらこそありがとうございます☆ さいきんは派手な演出よりも、脚本やストーリーづくりに興味があるので、自然と邦画に足が向くみたいです。 ことしは去年より観る本数を増やそうと思っているので、また感想をぜひ読みにきてくださいっ。
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