シンカイセイブツファイル
「深海生物ファイル-あなたの知らない暗黒世界の住人たち」
いまだ知られざる深海にすむ生物達にスポットライトをあてた本。前半は写真が豊富で、後半予算の都合か挿絵になる。
太陽の光は海面の僅か1パーセント、200メートルの深さまでしか届かない。その下には生物にとって非常にシビアな環境が広がっている。光、水圧、エサの確保のために深海にすむ生物達の多くは環境に適応した、独特の形を持つ。
光や色でのカモフラージュ、自分と同じかそれ以上の大きさの獲物を捕らえる巨大な口、望遠鏡のように筒状に突き出した目玉、僅かに水より軽い比重を持つ、塩化ナトリウムの液体の詰まった腕を持つ深海にすむイカたち(だから、ダイオウイカは食べても水っぽくしょっぱくて不味いらしい)、毛に覆われた殻の表面で、バクテリアを増やす貝、黄鉄鉱を主とした鉄と硫黄の化合物の鱗で覆われた足をキャタピラのように動かし進む貝。
深海の広大さから考えると、まだ広大な未知の部分が残されているのに違いない。宇宙より、深海探索の方が面白いのではと思う、今日この頃である。
「「深海生物ファイル-あなたの知らない暗黒世界の住人たち」」を検索
このキーワードを共有する
-
トラックバック(0)







