mixi
先日、なにか読むものはないかと書店をうろうろしていたら、mixiのハウツー本らしきものを発見してびっくりした。さすがに恐ろしくて、ページをめくってみる度胸すらもないまま、しかし目はそらすことができずに、じりじりとその場を離れたのだけれど。
友達ができる、とか、そういった類いの「mixiにはいればこんなにいいことが!」的な惹句が表紙だか帯だかに踊っていたような気がする…けれど。おいおい、っつう感じである。あれを読んで一念発起、招待してくれる誰かを探して、読んだ通りに行動したところで、うまくいくんだろうか。いわゆる「リアル」な社会も、Webの世界も、基本的には一緒である。mixiだけが特別というわけではない。うーむ。
自分もかなり初期からアカウントを持っている。会員数が急増しだした頃、やたらと「マイミク申請」が届いて悩んだものだ。当然ながら知人ではないし、コミュニティも重複するものはない。たとえばおなじ球団のファンである、という共通項をかろうじて発見できたとしても、それだけといえばそれだけなのだ。断るのも悪いし、けれどこの限られた空間のなかでの「疑似オトモダチ」でしかないとしても、日記についたコメントひとつで流れがぶちこわしになることも…ある。悩ませてくれているわりに、それきり足跡も残っていなかったりもするのだが。無理して増やしても仕方ないんだろう、マイミク。
「マイミクさんのマイミクさん」だからという申請も、実はなかなか怖い。既にその人物とはノリが合わないことを判っていながら、でも、親しくしてくれているマイミクさんに申し訳ないしな、と承認をして失敗をする。あとで聞けば、マイミクさんも持て余している人物だったりするのである。人物照会くらいしておけばよかった…と後悔するけれど、意外とできないもんなのですね。というか「そちらのマイミクの○○さんってダイジョウブなひとですか?」なんて訊けんだろう普通。逆に「やめといたほうがいいですよ、実はうちでも手を焼いていて」などというメッセージも、なかなか送れるものではない。
じゃあ、実際に友人づきあいをしている相手なら大丈夫なのか…といえば、意外とそうでもなく。Web人格とでもいうのか、はたまた自宅から書き込みをしている気安さゆえなのか、一度てこずると、一番厄介なのがこの「リア友」というやつだったりするのも事実である。酔っ払いながらログインする癖のある某は、他のマイミクさんのコメントに、どうしようもない絡み方をする。欝病カミングアウトの某は、日記に関係のない昔のトラブルをいきなりコメント欄に書き込んだ挙げ句に勝手にキレて、マイミクも切れた。って、あれ? これは現実での友人選びを間違ってたということなのか? いや、そうは思いたくないのだが。ある意味、素顔も素顔で接してくるから、「想定外」な顔も見えてしまうのである。Web慣れしていない、というのもあるしな。
だからといってマイナスばかりではない。単なる「マイミク」から得た、いい友人たちは決して少なくない。モメようがどうしようが退会できないのは、彼ら彼女らとのコミュニケーションをとるのにmixiが一番手っ取り早いから、である。トラブル続きでさすがに疲れ、退会寸前までいったmixiであるけれど、いまだアカウントが残っているのはそのせいだ。
ただし…そこらへんまでは、ハウツー本には載っていない、と思うのだよね。いや、ああいう本が店頭に平積みされるようになると、そろそろブームも終焉という気がするのだけれど。実際に「生きている」アカウントはどれくらいあるんだろうな、などと意地の悪いことを思ってみたり。
ちなみにコミュニティは、うまく選んではいると、とても便利である…とういうことだけは忘れずに書いておかないとね。役に立ちます。ROMっているだけでも。
- 2006/11/03登録
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コメント (1)
2006/11/03
Shimo. 全篇、実にそう思います。私はまだ2年ぐらいですが、音信不通になっていた友人と再会できたり、mixiがきっかけで友人になれた人など、メリットは大きいと思ってます。反面、人口が増え過ぎて収拾がつかなくなっている面も目についてます。本当の意味でのノウハウの登場が待たれますね。
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