Salar de Uyuni
ウユニ塩湖
もうずっと昔、卒業旅行で行ったボリビアは、本当に素晴らしい国でした。ラパス、ポトシ、チチカカ湖、鉄道、遺跡、人…etc. お隣のペルーに比べると観光にスレている感じもなく、「世界」という空間の途方もない大きさを感じることのできる国だと思います。のどかで、静かで、耳鳴りの心地よい国。そんなボリビア旅行の中でも圧倒的な印象を与えてくれたのが、ウユニでした。おそらく、人生で見た中でいちばんの絶景。標高約3,700m、南北約100km、東西約250km。アンデス山脈の高地に突如現る見渡す限り広がる白銀の地平。本当にこれがぜんぶ塩なのです。聞くと見るとでは大違いなのですよ。
ウユニの成り立ちは「比較的短期間に海中から隆起して形成されたアンデス山脈に大量の海水がそのまま残され、流出する川を持たず、乾燥した気候であったために形成された」ということらしいです。乾期(7月頃~10月頃)には水が干あがり、ひび割れたりしますが、所々水が残っていたり、少し掘ると水がにじんだりします。僕が行ったのはちょうど雨期だったんですけども、雨期のウユニは一面鏡をはったような湖面に、真っ青な空と彫刻のようにはっきりとした雲が映り込み、まばゆい光に天地の感覚を失うような、それはそれは絶景でありました。残念ながら僕は泊まりませんでしたが、塩湖には観光客用に塩を切り出したブロックで作られたホテルも建てられていて、建物全体から内部のインテリアに至るまで、全てが塩のブロックで作られています。イスに座ったけど、とても硬かった。そのイスに座って眺めた夕日がまた絶景でさー。…言葉にならない感情に支配されるですよ。あのホテルで一夜を過ごすのはとても特別な体験だろうなあ…。
さて、ウユニに行くならば、おそらく乾期がおすすめです。風景自体は雨期に行っても乾期に行っても、それぞれ絶景なのでいいと思うのですが、雨期はその旅程がちょっと…。鉄道はアテにならない、というか余裕がないと予定が組めないので、バスで行くことになると思うんですが、ほぼ崖っぷちのような山道を走り続けるので、雨期で地面がゆるんでいると正直生きた心地がしません。さらには、途中で川が氾濫し、道が分断。バスがまったく動かなくなり、乗客全員で一致団結して押すものの、やっぱり動かず。そのままバスの中で一夜を明かした日には、もうこのまま帰れないかと思いました。朝日はきれいだったんですけどね…。まあ、でもそれだけの艱難辛苦を乗り越えてでも行く価値のある場所です。それだけで人生が意義あるものになった気がする。最近、もう一度、改めて乾期のウユニも訪れてみたいなあと思うのです。8×10の大判カメラでも担いでさー…。
あ、あとこのあたりに行ったらば、ついでにチリ国境方面にある様々な色の湖巡りもオススメです。たぶん鉱物とかの影響だと思うんですけど、真っピンクの湖面にたくさんのフラミンゴが舞い降りるなど、これまた夢見心地な体験があなたをお待ちしておりますよ。
- 2006/11/18登録
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