エドノコイ
江戸の恋
江戸学者で法政大学教授でいらっしゃる田中優子先生の最新著作。ラブ。かっちょえぇお方です。
著者の恋愛体験を交えながら江戸時代に生きた人々を「恋と愛と性」という観点から眺めると、昔も現在もなにも変わらない部分、社会が違うとそりゃ常識も変わるわな…なところなどが浮き彫りになる。江戸時代と現代の風俗に関する著者の考えは「それはちょっと違う気がする」と思うくだりもあったけど、恋愛観は千差万別でいいのだ。
井原西鶴の「好色一代男」や「世間胸算用」、近松門左衛門の心中ものなどからわかる、男と女の、または男と男の実際に起こった事件やら社会風刺など解説満載。
例えばねだいたいの内容はこんな感じ。
好色って?
遊廓ってどんな?
昔の恋人達の逢い引きの場所はどんなだったか?
その頃の性の表現って?
心中とはなにか?
艶気(うわき)って?
え、恋愛結婚は浮気な結婚?
江戸ものって、女性の研究者が目立つからかわかりませんが、以前書店でこの傾向(江戸時代の性は奔放だったとか)に真っ向勝負の本も見かけました。夢見がちな少女チックな事言ってんじゃねーよ!みたいな。論争にでもなってるんかい!ははは。しかし、読むものとしては本当に面白いのでオススメです。
- 江戸の恋-「粋」と「艶気(うわき)」に生きる
- 田中優子・著
- 集英社新書0140F
- ISBN4-08-720140-6
- 680円
- 2002年4月
- 2002/05/16登録
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