田中一村
日本画家。
自分の納得しうる絵を描くためにだけ生きた人。
伝統的なモチーフを扱って若い頃から「神童」と
謳われ、評価を受けたが自分が満足の行く作品を描くために
それらを捨てて一人奄美大島に新たなモチーフを求めて
渡航。数ヶ月大島紬の職工をして溜まったお金で画を描く
という生活を続け、無名のまま69歳で死去。
最近再評価がなされて評価が高まっている。
学生時代、彼の作品を生で見る機会に恵まれて
その偏執狂(失礼)的なまでの描写力に 圧倒されて以来
その生き方も含めて最も尊敬する日本画家の1人。
当時沖縄にいたこともあり一時期「一村もどき」の
絵ばかり描いてたことが(苦笑)
絵を描くという行為は根底に「自己満足」という要素を
多分に含んでいると思うのです。
でも売れる絵を描くためには
多少の妥協をしなきゃならない。
そこをきっぱりと「自らを納得させる」ということだけの
ために描き続けた一村の生き方は尊敬はできても
真似はできないなあ、と思うへたれな私。
特に今のように日々生活のために働きその余暇で
絵を描く(それすら思うに任せない)
という生活をしている私には・・・。
去年の秋、奄美に彼の作品が常設された美術館が
オープンしたという話。
機会がありましたら是非生で「一村の魂」に
触れて見てください。
- 2002/05/18更新
- 2002/05/18登録
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