エチゼンチュンチュンカニメシ
越前ちゅんちゅんかにめし
「かにめし」は福井駅の名物駅弁である。日本海の冬の味覚のチャンピオンである越前ガニの地元であれば、当然の商品ともいえる。
とはいうものの、食ったことがなかった。全国的にどれほどの実力なのかというのも知らなかった。
駅弁祭りなんてやっていると、全国のあちこちの名物駅弁を2つ、3つと買ったりするし、どこか県外へ出かければ地元の駅弁を買ったりする方だが、そういう駅弁好きでも、足元の駅の駅弁って、完全に死角になっているケースが多いんではなかろうか。
あえて買ってみようという引き金になったのは、かにつながりでキーワードしようかなと思ったのに加え、雑誌「おとなの週末」2006年11月号で《取り寄せOKも満載 駅弁番付43駅 152個》という特集で「横綱」にランキングされていたからだ。それほどの実力とは知らなかった。
特徴の一つは、変わった形の赤いプラケース入りを紙で包装してあること。
そこまでは知っていた。しかし、ふたを開けて以降のことは、経験がない。
実際に食べてみなければなるまい。福井駅まで買いに行った。
なんと、定番品(1000円)に加え、冬季限定「越前ちゅんちゅんかにめし」(1500円)なるものが並んでいるではないか。パッケージの大きさがまったく違う。「いつのまに」と驚きである。
冬季限定を選択した。デコレーションケーキを買って帰るような箱のサイズである。(それ以上に、自宅の食卓で、地元の駅で買った駅弁を食うというのは摩訶不思議な光景である)
ひもを引くと加熱するやつである。待つこと7分。湯気が上がり、カニの香りが漂ってくる。ご飯の上はほぼ全面的にカニの脚、剥き身で覆われている。カニミソは小さなプラケースに別に入っていて、後から回しかけた。ご飯は、カニのだしや卵(外子)などを入れて炊いているようだ。
はっきり言って、贅沢な味である。温かくすることでカニの香りが増幅され、たまらない。カニの身も十分すぎる。
はっきり言って、これで1500円はお買い得であろう。カニ好きには満足度が高いだろうし、駅弁界における評価の高さもうなずける。
それに、列車でこれを食うと周囲からかなり注目されるだろうな。
ちなみに「ちゅんちゅん」とは、福井弁で「アツアツ」の意味である。
かくして、私には、未知の定番「かにめし」を買って冬季限定品と食べ比べする楽しみも、のちのち残されているというわけである。
(1月4日追記)
ひもを引っ張るだけで温かい駅弁を食べられるという加熱式容器もまた、地元福井が送り出す技術であるのよと知人からご教示頂いた。フクビ化学工業の「ナルホット」という製品だ。
そういわれりゃ新日本様式100選に選ばれたと新聞に出ていたが、まさかこれだとは思わなかった。
リクルート関連HPのフクビのコーナーにも一時期、ナルホットの体験レポートとして、ちゅんちゅんかにめしが出ていた。
こりゃあ、思わぬ福井産品のコラボだわね。
私のKW登録でも雑誌「リクウ」で新日本様式100選に触れたが、思わぬつながりにびっくり&感激!!
(2月2日追記)
先週末、用事で関西に行った家内が梅田の阪神百貨店で駅弁大会をのぞいたところ、「ちゅんちゅんかまめし」に並んだ人の列は階段にまで伸びていて最長だったとか。こんなに人気商品なら、福井から買っていけば良かったと帰宅後に報告あり。
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