9.11 アメリカに報復する資格はない!
"世界の大半において米国が、十分な根拠をもって、「テロ国家の親玉」と見なされている事実を認めるべきである。"(p22)
"米国の最も重要な「米国批判者」と言われ"(巻末略歴より)る言語学者ノーム・チョムスキーのインタビュー集。信頼される資料に基づきながら、ニカラグアはじめ南米で、ヴェトナムで、スーダンで・・・様々な地域・国家での米国による「国家テロ」が行われていたことを示し、アメリカ(社会)や知識人の無自覚さを鋭く批判する。
"IRA(アイルランド共和軍)の爆弾がロンドンで破裂したとき、西ベルファストを爆撃せよという声は起こらなかった。また、IRA資金の大半はボストンから出ているが、ボストンを爆撃する話も出なかった。---(中略)---オクラホマシティで連邦ビルが爆破されたとき、中東を爆撃せよという声が上がった。犯行が中東の人間の仕業だとわかったなら、きっと爆撃は行われていただろう。国内の極右の武装集団が関係していることがわかったとき、モンタナやアイダホを撃滅抹消しろという声は出なかった。そうではなく、実行犯探しが行われ、犯人は捕らえられて裁判に付され、判決を受けた。犯罪の背後にある不満を理解し、それに対処することに努力が払われた。"(p22-p23)
日本は「テロとの戦い」に参加している。必読。
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文春サイトの内容紹介によると「衝撃の一冊!」らしいが・・・はてさて。
(2002-09-11追記)
文庫版が文春文庫から出ている(ISBN4-16-765128-9)ようです。
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コメント (5)
2002/05/19
Kyrie (._.) φ メモメモ
[spock] 下町の民家は軍需工場だというとんでもない理屈で行われた東京大空襲。広島・長崎の原爆と続く情け容赦のない攻撃の引き金は『パールハーバーの屈辱』だったんだろうなと思うと怖くなります。
2002/05/20
kazooya あれ、和訳が出てたんですね…しまった。「パールハーバーの屈辱」自体もプロパガンダ的イメージなのではないかと思います。
2002/09/30
Poughkeepsie ニカラグア侵攻の胡散臭さは、以前英か仏のTVドキュメンタリーで観ました。"I Shall Return!"のマッカーサーだってフィリピンに莫大な利権があったからこそだろう。古くは、ハワイだって強奪され、米国内で返還裁判が原住民子孫から起こされてる。
2003/01/16
島崎丈太 多分この本と似たメッセージを持った「戦争中毒」 http://www.kanshin.com/index.php3?... という本をポチして読みましたが、凄まじい米の暴虐の暴露で、胸がムカムカしました。 ま、全部を鵜呑みにする訳には行かないと思いますが、漫画仕立てなので、読み易くはあります。
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