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春になったら苺を摘みに (ハルニナッタライチゴヲツミニ)

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気持がすごく心細くなった時、
「西の魔女が死んだ」という小説を読んだ。
少年少女向けの小説なのだと思うのだが
深く深く慰められた。

ジャムを作る場面があるのだが
そのジャムを詰めるため
ガラスのビンを熱湯で煮沸消毒して
庭の木にかけて乾かす場面。
なぜだかわからないのだが
ここを何度もなぞるように読み
なにかざわざわしたものが
静かになっていった経験がある。

それからのめり込むように、この作者の本を読んだ。
でもやはり「西の~」のこの部分が、自分にとっては
なぜかカタルシスなのだ。

そして今回のこのエッセイ。
イギリスで出会った人々のエピソードを語りながら
作者の考えの奥深くに触れた「原型」を浮かび上がらせていると思う。
その中に出てくる、ろうあ者の家庭で育った女性「ジョ-」。
魂はすごく近くて、でもプライバシーは侵害しない感じ
そこに親しみを感じる。
私も、そういう友人が、いた。


また、読みながら懐かしい時間が再現される気がする。

小さい頃頭の上の方で大人の会話がする感じ。
そこで聞くともなしに聞いた
人のあり方、事の顛末。
あの時間の感じ。
それがこの本に流れていると思う。

toho画像 投稿者:
toho
詳細情報
  • 254ページ
  • 発売元: 新潮社 (2006/02)
  • 人名: 梨木香歩
  • 2006/12/07更新
  • 2006/12/07登録
  • 938クリック

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コメント (7)

最新コメント5件

2006/12/09

青梅 ベタな言い回しですが…「おばあちゃんの知恵袋」?的な。。伊東家の食卓、とはまた違うんですよね。うーん…Dodo。さんの表現がとてもぴったりきますです!母方の祖母がまんまここに出てくるおばあちゃんのイメージなので、母とこっそり「魔女や魔女や」と呼んでた時期がありました(笑)「からくりからくさ」もすきでした~。やっぱばあちゃん系(?)素敵です。。

toho うんうん、わかる!知恵袋だよね~!おばあちゃん子というのは、見えない印があるようで、一生消えないのでは?と思います。私はおばあちゃん子で、そのおかげでいろんな国でいろんなおばあちゃんがその見えない印めがけて突進。時に乱暴に、手厚く親切にされます。うふふ。青梅さんも、魔女のおばあさんの血を引いているから、きっとボラの子たちもほっとするのでは?「からくりからくさ」の野草を摘んで食べるとこ、すごく好きでした~。

2006/12/10

青梅 見えないおばあちゃん印…!わはーいいなぁいいなぁ、ばあちゃんたちの親切って、もう。。。中学生のころいっしょに住んでたばあちゃんにきつくあたってたことがありまして、もうその頃の自分にビンタしたいんですけど、でもばあちゃんはずっと優しかったんですよ。。そういえば今日はスーパーでどこぞのばあちゃんと林檎談議しました(笑)Dodo。さんの日記の、あの黄色い林檎探したけど、なかったとです。。おいしそですー

2006/12/11

toho ううう送ってあげたい!!!金星。スーパー、バス停、おばあちゃんは突然話し始めループ状のなにかリズムを刻みながら、奥に深い真実を語る事が…中学生の時、私もいろんな意味でビンタしたい、自分に(笑)

2006/12/12

青梅 あああ、その気持ちだけでほんま、とってもうれしいです!きょうはリベンジ(?)で洋梨を、4個パックのを買って帰りました。しあわせのかほりがします。。「ループ状の…」何故かとてもツボにはまりました…ばあちゃんの後ろに効果つき背景がみえる…(笑)

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