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CHAMBER of CURIOSITIES

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from the Collection of The University of Tokyo
東京大学コレクション
写真家 上田義彦のマニエリスム博物誌 展

広告写真の世界に於いて、上田義彦の名を知らぬ者はいないだろう。その広告写真界の第一人者が、東京大学総合研究博物館の学術標本を撮った展覧会、となると興味をかきたてられない筈がない。

標本そのものではなく写真。しかも広告写真家。
「こういう試みはあまり聞いたことがないな」と思った通り、この博物館でも写真展の開催は初めてらしい。研究者の方々にはどう受け取られるのか私には分からないが、個人的にはとても面白い試みだと拍手を送りたい。だからと言って好き放題に芸術されちゃうと何か勘違いしてないかとシラケてしまうのだが。

そして私はそこで、写真の理想的な表現を見る想いだった。
写真展に於いて、ここまで繊細なディテールや質感を表現した作品は、かつて観たことがない。それは写真家の見事な腕、カメラの素晴らしい性能、プリンティング(EPSON)の高度な技術が見事に結実した成果だ。

微細な部分の隅々まで色彩や陰翳を十分に描き出されている標本。それを際立たせている背後の沈み込む黒は、モノの持つ時間も運命も経緯も歴史もすべてを抱いて深くなりながら、超然としてフラットだ。どの写真もすべての意味を、意義を、観る者に託している。
それは、訴える何かを宿しながらも自己主張を目的としない広告写真に携わってきた上田義彦氏だからこそ成し得たことかも知れない。そしてそれこそ、学術標本という存在を撮るにもっとも相応しい姿勢に思えた。もちろん、研究用の記録写真を除いた写真表現として、ということになるが。その上で、これら作品は明らかに上田義彦作品として仕上がっているのである。

この展覧会には原研哉氏も支援しているとのことです。
赤々舎から作品集が出ていて、それも素晴らしいものなのですが、紙質が違う所為もあるし、とにかくこのあまりに圧倒的で凄まじい感動的なディテール表現は、さすがにそれほど再現され得ているとは言えません。。写真に関わる方、お好きな方には、ぜひ本展覧会をご覧いただければと思います。
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+ news;
その後も続けられたこのプロジェクトからの新作プリント展覧会『骨と石器:BONES and STONEWEARS』恵比寿 NADiff A/P/A/R/T 2F G/P gallery にて開催。2008.7.7(Mon.) - 8.3 (Sun.) http://blog.gptokyo.jp/

CHAMBER of CURIOSITIES

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祥画像 投稿者:
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  • 著者: 上田 義彦, 西野 嘉章,
  • 出版社: 〔赤々舎〕
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  • 発売日: 2006-11-01
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  • 2008/07/17更新
  • 2006/12/08登録
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