ユレル
ゆれる
昔から感性の近い親友が先に観て、「絶対好きだと思うから」と
誘ってくれたので、下高井戸シネマまで観に行った。
元々気にはなっていたし、オダギリジョーも好きだし……と
あまり深く考えずに観に行ったのに、心にずしんと響き、
奥底から揺さぶられ、本当に全身が震えて、しゃくりあげるほど泣き続けた。
映画を観てこんなに泣いたのは久しぶり。
もう一度観てもきっとまた泣いてしまうと思う。
あまりにやるせない。
誰が悪かったのでも、何が悪かったのでもない。
みんなまっすぐ、必死に生きていただけだ。
でも、ほんのちょっとのことが、すべてを変えた。
そういうことはきっと私たちの周りにもある。
とてもやるせなく、辛いのに、不思議なのは、
後々まで引きずってしまうような痛さがないこと。
私は影響されやすいので、たとえば「リリイ・シュシュのすべて」の
痛々しさには参ってしまい、何日もあの暗さに引きずられて落ち込んだが、
この映画は泣いた後の清々しささえ感じられる。
なぜだかわからないけど、監督さんの力なのだろう。
とてもこの監督さんの撮り方、せりふ、編集が好きだと思った。
私にはきょうだいがいない。
いたら、また感じ方が違ったかもしれないので、
それがちょっと悔しい。
このキーワードを共有する
-
つながり(2)







