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信貴山縁起絵巻・尼公の巻

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奈良国立博物館で開催中の「東大寺のすべて」展。大仏開眼1250年を記念した展示で、今回見逃すと次回は開眼1300年までないのではと煽られて、慌てて行ってきた。展示品250点のうち国宝・重文級が半数あまり。

ちょっと面白かったのは、「信貴山縁起絵巻・尼公の巻」。ここに描かれている大仏は、治承の兵火で罹災する以前の姿であることから、たとえば、鎌倉再興後の光背には16体しかない化仏が多数描かれていたり、結跏趺坐ではなく半跏像であったり、創建時の姿を止めているんだそうだが、そんなことよりも、大仏殿の中に肘枕で寝転がった男が大仏を見上げている姿が描かれていて、「信仰」からではなく単なる物見遊山感覚で見物している奴が平安時代に存在したってことが頼もしく感じられた。

信貴山縁起絵巻・尼公の巻

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なしはち
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コメント (4)

2002/05/20

なしはち 大きさを表現する意味もあるんでしょうけどね。跪いて礼拝してる人も2人いるし、大仏殿の中だけじゃなく、外にも寝っ転がってる人がいるので、そういう見方をするのが異常な訳でもなさそうです。

2002/05/21

なしはち 図録を読んでると、「尼公が大仏殿に参籠し夢の中に大仏の導きで云々」って書いてましたので、寝転がって見るのが庶民の常態って訳じゃなく、そういうお話仕立てのようです。

なしはち 何しろ次回は50年後にあるかないかですからねぇ。行くべし。

2007/01/09

なしはち このキーワードを書いた時は知りませんでしたが、この絵画中あちこちに描かれている人物は、一人の人間の違う姿態を一枚の絵の中にとどめているんだそうです。直後に間違いを知ったんですが、面倒なので放置していました。リンクさせていただいたのを契機に修正しておきます。

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