2006年 person.of.the.year
毎年恒例の「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に米国タイム誌は「you」を選んだ。ブログやSNS、YouTube、ウィキペディアといった個人の活発な情報発信が世界を動かすようになったということなんだろう。
「you」とは
「グローバルなメディアの手綱を握り、新しいデジタル民主主義を支え、無報酬でプロ顔負けの仕事をしている」無数の人たちということらしい。
web2.0の到来が言われた2006年。実際、遅ればせながらも私もmixiや関心空間に足を踏み入れたし、活発な発信者から得る情報と、思わぬネット上のつながりは大きな魅力だ。
「それでも」と思う。
どれほどの有用で確かな1次情報に触れることができたんだろうか、と。、「今年の人」は「you」というのは持ち上げすぎで、単なるネタ枯れではなかろうか、と。
(「あんた」が大賞・・・とスポーツ紙は見出しにつけていた。こちらの方が「やるね」と思える)。
実は、時代を象徴する具体的な情報発信者として、タイム誌の特集は「人々に力を(Power to the People)」と題して15人を紹介している。
http://www.time.com/time/magazine/...[Citizens of the New Digital Democracy
You control the media now and the world will never be the same. Meet 15 of the web generation's movers and shakers.]
このうちの1人に韓国オーマイニュースの市民記者キム・ヘウォンが選ばれた。・・・と日本版オーマイニュースに出ていて知ったのだが、ほかにも「アマゾン」で最も多くのブックレビューを投稿した元司書ハリエット・クラウスナーや、アニメソングなどを題材にしたパロディービデオクリップがYouTubeで大人気となったアメリカの大学生2人組「SMOSH」らが入っているというのだが、ネット検索をしても、このことに触れる情報はヒットしてこない。結局はタイムそのものにアクセスして英語を読むのが一番手っ取り早いということになる。
一口に「you」といっても、有用情報を能動的に送り出す発信者と、実に巧妙にカスタマイズされた情報を送りつけられてネット側にむさぼり食われる受信者のどちらが多いといえるのか。「あなたが世界を変える主役の一人なんですよ」というのは、消費の対象に対する甘い囁きにすぎないのでないか。
情報としてのゴミは、いくら積み重ねても所詮ゴミに過ぎない・・・と私は確信している。
- 2006/12/30更新
- 2006/12/30登録
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