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Aphex Twin / Richard d James Album (エイフェックス・ツイン / リチャード・D.ジェームス・アルバム)

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96年作品。「テクノ・モーツァルト」との異名を持ったエイフェックス・ツインの時間軸を超越した傑作。この後、最新作『ドラックス』をリリースするまでエイフェックスは長らくアルバムリリースを行わなかったが、現在聴いてもやはりこのテンションは恐ろしく、もう6年たったとは到底思えない。

テクノは本来その時の流行に敏感な音楽形態であるといわれている。無論、エイフェックス・ツインもその時代時代で新しいアプローチを行いつづけ、現在シーンに君臨していることは確かだ。しかし、彼の場合、素直にその時代に迎合しているとはいいがたい。彼は、アシッド/エレクトロ/ブレイク・ビーツ/ドラムン・ベース/アンビエント/ノイズとあらゆる音を消化吸収して、新しいフレーズを天邪鬼的に披露する天才なのだ。逆にいえば、いわゆる純粋なテクノサウンドというのは彼から聞くことは非常に難しいだろう。感性に身を任せ流れるように続くエレクトロサウンドは、全く持って不可思議で、かつユーモアに溢れている。あるものはロック的といい、あるものはブライアン・イーノの反乱分子だと批評する。そう、彼はよくメディアを煙に巻くが、それは「言葉で表現するより聴くことが第一」ということを暗に示しているからかもしれない。音楽に対して彼はことのほかストイックであり、タイトルを見てもらえばシリアスな内容が目立つことからもそれがわかるはずだ。

このころ、エイフェックスは巧みに自分の名義を変更しながら(AFX/ポリゴン・ウィンドウ/コウスティック・ウィンドウ)自分の好きなようにリリースを重ねていたが、やはりエイフェックス・ツイン名義には格別の思い入れがあったようだ。この『リチャード・D.ジェームス・アルバム』では音が洪水のように押し寄せてはとおりすぎていく。彼が初めてドラムンベースを導入したアルバムでもあってスピード感覚はこれまでのどのアルバムよりも激しい。しかし、流行のサウンドではなくあくまでエイフェックスとしての音で聞かせるのは流石の一言であり、前述のとおり一筋縄な音ではない。さらに、ジャケットで不気味に笑っている写真は、CG合成を行っていて、これまたなんだかひねくれ具合が炸裂している。

僕も言葉はこの辺にして、このアルバムをゆっくり聴いてみたいと今思っている。彼に何を言ってもどうやら暖簾に腕押しのような気が先ほどからしてきたので…、ではHPでサンプル音をお楽しみください♪

Aphex Twin / Richard d James Album

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詳細情報
  • 価格: 2330円
  • メーカー: WEAジャパン
  • 年(代): 1996年
  • 団体名: エイフェックス・ツイン
  • 2002/05/20更新
  • 2002/05/20登録
  • 2011クリック

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コメント (6)

最新コメント5件

2002/05/20

ぬほりん どっちもリチャード君だからなあ。つーか、どれもわかるような気がする。

2002/05/21

less 感想ありがとうございます!!ちなみに今『アンビエントワークス』って日本版は廃盤になっちゃってるんですよ(泣)。エイフェックス人気は今もすごいのになんででしょうね?

ぬほりん セレクテッド・アンビエントワークスならVol.2が出てますけどね、日本盤。オイラの持ってるアンビエントはイギリス盤だにゃあ。

less 2も名作ですよね。寝るときによくかける癖がありました(笑い)

ぬほりん 睡眠の友(笑)。

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