コントロール・スワップ・ミニ フォー ダブゼロスリーエス (ウィンドウズモバイル)
ctrlswapmini for W-ZERO3[es] (WindowsMobile)
簡単に言えば「逆トグル」や「ポケベル入力」が出来るソフト。W-ZERO3[es]の欠点を補完してくれます。
より正確に記すならば、ctrlswapminiは、WindowsMobile機(おもにW-ZERO3[es])のために製作された、キーコード入れ替えツールです。
http://hp.vector.co.jp/authors/...
────────────────────
本来は「Ctrl Swap」の名が示すとおり、Qwertyキーボード用に「CapslockキーとCtrlキーを入れ替えする」「Escapeキーと半角/全角キーを入れ替えする」ためのツールでした。
その後の機能追加で、本来W-ZERO3[es]にはじめからあるべきだった「かなめくり入力での逆トグル・自動カーソル送り」や「ポケベル入力」が実装されました。
(シャープの端末は、本機を除けばポケベル入力をサポートしているものが多いのです)
その後さらに「テキスト形式で書いたキーマップ定義ファイルの読み込み」に対応し、「かなめくり・ポケベル入力を組み合わせた、自由度の高い日本語入力法を設計できるツール」へと進化を遂げた……というのが、現状のctrlswapminiです。
私はこれが使いたくてW-ZERO3[es] (WS007SH)を買い、そして(気が早すぎるのですが)端末を買う前からキーマップを書いていました^^;。
今まで携帯電話の入力法には色々と不満があったのですが、「プログラムが書けないから実現できないし……」と、半ばあきらめつつ使っていました。
……でも、ctrlswapminiが登場してからは違います。
「不満があるからといって誰かのせいにはできない」し、「不満があるなら自分で何とかしてしまうことができる」のですから。
いまはかえで携帯配列をW-ZERO3[es]に載せて使っています。
私にとっての不満を解消するために作ったので「自己満足でしかない」のですが、それでも別にいいんじゃないかな……と思います。
────────────────────
そういえば、よく、「乗り換えるときに不便になるから、できるだけ普及している入力法を使うようにしよう」という方がいますが、個人的には「すごくもったいない考え方だよな……」と思います。
私はパソコンでは「とても普及しているQwertyローマ字入力」と「ほとんど使っている人がいない飛鳥カナ配列入力」を使い分けています。
Qwertyローマ字入力は「どこでも使える」という便利さはあるのですが、入力方式として考えると決して「誰にとっても満足できるという代物ではない」と思います……この点をよく表しているのが、たとえば拡張ローマ字入力『AZIK』/『ACT』でして。
私にとって、今主流の「ローマ字入力」は、ある意味標準語のような存在です。色々なところで使えるけれども、自分にとって合う代物ではないのです。
そして、私にとって飛鳥カナ配列は方言のようなものです。姫踊子草のようなソフトを使って「翻訳」してやらないといけないのですが、その分だけ「自分にとって使いやすい入力法で使える」ので、たくさん文字入力しても疲れたり苛付いたりせずに済む……と、そんな感じです。
私は東北地方に住んでいるもので、結構訛りがあります。
標準語でしゃべるのはストレスがたまりますし、標準アクセントはまるで知りません。
自分にとって合う言葉でしゃべると快適なのと同じように、自分にとって合う入力法で文字入力をすると快適に文字入力できる……と、そういう関係なのかもしれません。
もちろん、しゃべり方・入力法の両者共に「2つ以上を使い分けることは十分に可能」という点も共通ですね。
────────────────────
実際、「標準的な入力法」については、だれもがかなり使い慣れているはずです。
使い慣れた入力法というのは、あまり使わずにいても忘れるものではありません。
もしも「使い慣れた入力法≠使い易いと思う入力法」であるならば、思い切って「使い易いと思う入力法」に乗り換えてみるべきではないかと思います。
たとえば、飛鳥カナ配列を実現するためには「ソフトウエアの力を借りなければならない」ので、「いつ使えなくなるか解らない」という不安を常に抱えることになります。
ところが、「今使いづらいと思う入力法を使い続ける」というのは、実のところ本当にストレスがたまるのです……。
「慣れるまでに結構練習コストが掛かる」というのは問題なものの、「慣れてしまえば使いやすいと思える」入力法を覚えることが出来れば、「慣れた後は快適に使える」という大きなメリットがあります。
「なれた方法が使えなくなったらどうするか?」って、それはもちろん「他に【慣れれば使い易い入力法を再び探し、再び練習する】」だけですよね。
私はとにかく「初期導入コストが掛かるのは許容できるけど、使い慣れた状態でも苛付くような仕掛けは許容できない」もので、「始めの苦労は厭わず、後で楽できる方法を選ぶ」ようにしています。
ゆえに、パソコンでは2つの入力法を使い分けています。
……そして、同じ理由でケータイでも2つの入力法を使い分けています。
つまり、これは携帯電話の文字入力法についても、全く同じことが言えるはずなのです。
「ローマ字入力」の部分を「かなめくり入力」「ポケベル入力」「T9入力」などに置き換えて、「飛鳥カナ配列」の部分を「かえで携帯配列」に置き換えれば、それはそのまま「私個人が感じているケータイ入力法に対する感想」そのものになりますので。
────────────────────
とはいえ、かえで携帯配列は「物覚えが悪い私であっても、10分で使い始めることが出来る」様に設計しました。
パソコン用の文字入力法は「自分に合う練習法(私の場合は50音順練習が向いているらしい)を使い、徹底的に練習しまくる」ことで入力技術を習得できるます。
ところが、ケータイ用の文字入力は「親指の先端や腹を使う」「必要押下圧が高いキーを押す」ので、あまり練習すると反復運動過多損傷(RSI)にかかる恐れがあります。
このあたりは、「親指の側面を使う」「必要押下圧が高くはないキーを押す」パソコン用の親指シフトではありえない現象なのですが(飛鳥カナ配列は驚くほど親指でシフトキーを押しますが、これで指が痛くなったためしはまるでないのです)、とにかくケータイ用の入力法に限っては「練習しまくることを要求する入力法であってはならない」という事情があります。
かえで携帯配列が50音順近似の単純な規則を用いているのには、こういう事情があったりします。
────────────────────
さて、ctrlswapminiは、「ケータイの世界でも、自分に合う文字入力法を設計して使える」という、新しいイノベーションをもたらしてくれたソフトウェアだと感じています。
ctrlswapminiの考え方が、より多くの環境(特にメーカー出荷時の環境)に反映される日が来ることを、私は楽しみにしています。
(2006年12月30日23:59:13、コピペ処理部分を圧縮。本文趣旨はそのままです。)
- 2006/12/30更新
- 2006/12/29登録
- 5146クリック
「ctrlswapmini for W-ZERO3[es] (WindowsMobile)」を検索
このキーワードを共有する
-
つながり(3)
つながりキーワード (3)
ポケベル入力(ポケットベル入力方式)
- (相沢かえで)
すでに15年近くの歴史がある、ポケットベルと携帯電話における文字入力方法。 http://d.hatena.ne.jp/keyword/... 携帯電話で一般的な「かなめくり入力」と比...
Advanced/W-ZERO3 [es] (WS011SH)
- (相沢かえで)
シャープ(株)が「W-ZERO3[es]を軽薄化」するためにリリースした端末。 http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/... 私はてっきり「フルキーボ...
FOMA D800iDS ──タッチパネル付き2画面ケータイ──
- (相沢かえで)
「まるでニンテンドーDSのよう」と形容される、ちょっと不思議なFOMA端末。2007年1月に発表され、同年2月に発売開始となります。 http://www.nttdocomo.co.jp/...






