関心空間はブックのクチコミも満載!

新着

... もっとみる
ログイン | ユーザー登録(無料)

『百合子さんは何色 武田百合子への旅』 村松友視 (『ユリコサンハナニイロ タケダユリコヘノタビ』 ムラマツトモミ)

こういうことってあるんですね。もう廃刊になってしまってて、古本屋で探そうかと思ってる矢先、復刊されることって。武田百合子さんのファンがそうさせてるんでしょうか。
この本はまさに、武田百合子さんの虜になってしまった村松友視氏による、武田百合子さんを辿る旅。

天衣無縫で自由で、晩年ひょいひょいと文章を紡ぎ出して脚光を浴びたかと思うと、あっという間に去ってしまったイメージでしたが、本当は何度も何度も推敲して手直ししていた事実。女学校の頃から同人誌に寄稿していたことも明らかになって、夫である武田泰淳氏に出会う前から詩人としての資質を兼ね備えていた百合子さん。

ファンにはたまらない一冊ですが、愛娘花さんへ、自分が死んだらトランクと茶箱の中身を焼却してくれと遺言していた百合子さんにしたら、本当は世に出して欲しくない事実も載ってしまっているのかもしれません。
ただ、今はこんな素敵な感性をもった詩人としての武田百合子という女性がいた。その事実をこの本で知ることができる、その幸せを感じます。

あぷりこ画像 投稿者:
あぷりこ
  • 2007/01/05更新
  • 2007/01/05登録
  • 781クリック

ソーシャルブックマーク

  • このページを含むはてなブックマーク
  • このページを Yahoo! bookmarks に登録する
  • このページを del.icio.us に登録する
  • このページを livedoorクリップ に登録する
  • このページを POOKMARK Airlines に登録する
  • このページを Facebook に登録する

コメント (2)

2007/01/05

Rume この本私も先日買って読みました。「ミロンガ・ヌーヴォ」=「ランボウ」だって、恥ずかしながらこの本で始めて気がつきました。花さんのインタヴューのブツブツした感じが百合子さんに似ていて驚きました。

2007/01/09

あぷりこ コメントありがとうございます!ミロンガ、ひょっとして行ったことあるかも?と思って調べたけど違う店でした。当時のような文筆家が集うサロン的な店がいつまでも残ってほしい。

つながりキーワード (3)

様々な場所へ散歩をした思い出を綴った随筆。 ・・・近隣への散歩、ソヴィエトへの散歩・・・ 散歩とは同じコースを歩いてるからみな同じことを思ってるのではなく、その人の家族や、昔の思い出が瞬時...

武田百合子

  • (あぷりこ)

「武田泰淳氏の奥さん」とだけ言ってしまってはダメ。 この人の瑞々しい感性と、ストレートに発せられる言葉は可愛くてかっこいい。 著書には・・・ 『富士日記』 『犬が星見...

武田百合子さんの本は何回読み返しても面白い。 何回読み返しても「こんな言い回し百合子さんにしか使えない!」と新しい発見がある。 『日日雑記』は百合子さんの最後のエッセイ集。 ご本人はこの本...

携帯でこのページにアクセス

『百合子さんは何色 武田百合子への旅』 村松友視

QRコード対応の携帯で
上の画像を読み取ると
アクセスできます。

トラックバック (0)

まだトラックバックされていません。

トラックバックURL
http://www.kanshin.com/tb/keyword-1073811

キャンペーン

植物と暮らすライフスタイル・マガジン PLANTED