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『百合子さんは何色 武田百合子への旅』 村松友視 (『ユリコサンハナニイロ タケダユリコヘノタビ』 ムラマツトモミ)

こういうことってあるんですね。もう廃刊になってしまってて、古本屋で探そうかと思ってる矢先、復刊されることって。武田百合子さんのファンがそうさせてるんでしょうか。
この本はまさに、武田百合子さんの虜になってしまった村松友視氏による、武田百合子さんを辿る旅。

天衣無縫で自由で、晩年ひょいひょいと文章を紡ぎ出して脚光を浴びたかと思うと、あっという間に去ってしまったイメージでしたが、本当は何度も何度も推敲して手直ししていた事実。女学校の頃から同人誌に寄稿していたことも明らかになって、夫である武田泰淳氏に出会う前から詩人としての資質を兼ね備えていた百合子さん。

ファンにはたまらない一冊ですが、愛娘花さんへ、自分が死んだらトランクと茶箱の中身を焼却してくれと遺言していた百合子さんにしたら、本当は世に出して欲しくない事実も載ってしまっているのかもしれません。
ただ、今はこんな素敵な感性をもった詩人としての武田百合子という女性がいた。その事実をこの本で知ることができる、その幸せを感じます。

あぷりこ画像 投稿者:
あぷりこ
  • 2007/01/05更新
  • 2007/01/05登録
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コメント (2)

2007/01/05

Rume この本私も先日買って読みました。「ミロンガ・ヌーヴォ」=「ランボウ」だって、恥ずかしながらこの本で始めて気がつきました。花さんのインタヴューのブツブツした感じが百合子さんに似ていて驚きました。

2007/01/09

あぷりこ コメントありがとうございます!ミロンガ、ひょっとして行ったことあるかも?と思って調べたけど違う店でした。当時のような文筆家が集うサロン的な店がいつまでも残ってほしい。

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