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海の向こうで戦争が始まる

村上龍の2作目の小説。

何度読み返したことか。自分でも馬鹿げていると思うが、写文までしたことがある(途中で挫折したけど)。

小説なんだけど文体に詩情が満ち溢れていて、
長編の詩を読んでいるような気分になる。
連なる酷薄のエピソードをとても上手な手法で
処理し、エンディングのカタストロフィーに向けて加速してゆく筆力は何かが「乗り移って」いると凡人の自分には思えてしまう。
シャーマン、村上龍の真骨頂。
ドアーズの曲のように暗い熱情でむんむんしている。

村上龍は一部で商業主義のひとに見られてて(市場の求めるものに関心が向く傾向はあるみたい。それと、プロモーション等では商売上手なところが見受けられます)批判も多いけれどいちばん気になる小説家。

多作で、しかも「これでもか!」と言うほどいろんなタイプのある氏の作品群の中でこの小説は私的には“殿堂入り”です(て、宣言してどうする)。

女は手を振っている。の、最初の一行は
カミュの『異邦人』の、
きょう、ママンが死んだ。 程に印象深いです。

海の向こうで戦争が始まる

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投稿者:
プラ・ヤギ
  • 2002/12/27更新
  • 2002/05/22登録
  • 2307クリック

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コメント (5)

2002/05/22

Katcha 残念。これは未読。でも、とっても、好きな作家です。

2002/05/23

添嶋 譲 文体とか雰囲気は春樹さんのほうが好きなんだけど、つい読んじゃうんだよなぁ龍さん。

2002/12/27

プラ・ヤギ 是非、是非。で、感想か、キーワード登録してくださいよ。ほんとイイですから。

2002/12/28

プラ・ヤギ いやいや「コインロッカー」であれ程周波を合わせられる能力をお持ちならば(詳しくはまきろん巻き。さんの空間を観覧ください>なんのことか分からない方)一気読みも可能だと思います。プレッシャーをかけるつもりはないのですが、がーっと読んだ方が読後のカタルシスも高いと思いますよ。

2002/12/30

プラ・ヤギ お。はやい。・・・フィ二―の長い影は、もう砂浜に掘られてた穴のようには見えない。すでに太陽は海面で跳躍するのを止めている。  お疲れさまでしたー。

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  • (ヲット。)

村上龍のやっているメールマガジン。 メールマガジンを読んでいるだけなら、タダなんだけど、ときどき、関連書籍のCMがあって、ついつい買ってしまう。いいお客さんになってしまってるなぁ。

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