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柴田元幸「つまみぐい文学食堂」

 柴田元幸より、吉野朔実のイラストに魅かれて購入。素直に「うまい!」というより、「もそもそ」や「ぼそぼそ」という感じのどちらかというとまずそうなイメージの食べ物が並んでるのは英米文学というくくりだからだろーか。いや、何も「赤毛のアン」(カナダだ)のいちご水や「大草原の小さな家」のメイプルシロップを雪の上で固めて作るキャンデイやクリスマスに作る牡蠣のスープに例を求めずとも、スタインベッグの朝ご飯に食べる熱々のベーコンとか、へミングウェイの自分で釣った鱒やフライパンで焼いたハムなど英米文学の中にも探せばそれなりにおいしそうな物はあると思う。それなのに、貧しさゆえにみみっちく二倍に薄めた粉末ジュースとか指の汚いオヤジがバターを塗ったパンとか荊の道を突き進むのだ。O・ヘンリーに対する柴田元幸の複雑な感情を述べた部分は読んでいて笑ってしまった。
 あと、カフカの「変身」の虫はどんな虫か?で話し合うと私の場合、「角の生えた芋虫のようなもの」というイメージなのだが、意外とゴキブリ派も多い。アメリカでは「変身」を訳す時に間違えて、虫をゴキブリと訳してしまったそうで、その名残かもしれない。さて、「変身」でテーマになっている食べ物は何でしょうか?

柴田元幸「つまみぐい文学食堂」

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Rume
詳細情報
  • 価格: 1,400円(税別)
  • 発売元: 角川書店
  • 人名: 柴田元幸
  • 2007/01/16更新
  • 2007/01/16登録
  • 1701クリック

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コメント (13)

最新コメント5件

2007/01/16

この本があるのは幸い、実家の本棚なんです。私のイメージはゴキブリと云いますか、芋虫とゴキブリの間みたいなのでどちらかと言うとややゴキ寄りではあるのですが、ゴキと括られるのは違うんです…って、ややこしいな。なんか想像上の虫かなと思っていたんですけど、どうだったんだろ?「リンゴがめり込んで腐ったのが死因」は合ってますか。良かった、あんまりな想像をする奴に落ちたかと案じたのですが(笑)

Rume ゴキブリと芋虫の中間か。ガードの弱いゴキブリ?読んでも微妙に捉えにくいんですよね。でも、なんとなく動きがとろそうなイメージがあります。餌は妹が与える野菜くずだったかな?

グレゴール・ザムザという名前はしっかり覚えているのですが…。通常の感覚ではそんな虫が誰かの代わりにいたら、その虫に食われたと脳内でさっさと結論付けて、見るなり絶叫すると思うが。しかし、確かに食べ物のKWだったですね。。

2007/01/17

りらん 食べ物KWなのに(笑)。私は宮本亜門さんが演じられた虫の印象が強いです。と言っても、ちらっと映像を見ただけなんですが。足がわしゃわしゃ動く。ゴキ寄りかなあ?でもたくさん足があるイメージもあり。

Rume 芋虫+ムカデもやだなあ。何で家族は虫を見てザムザだってわかったんでしょうね。不思議だなあ。

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