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Fear Factory / Demanufacture (フィア・ファクトリー / ディマニファクチャー)

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95年作品のセカンドアルバム。L.Aで90年に結成されたフィア・ファクトリーはインダストリアルビートとデスメタルを融合したバンドとして92年ロードランナーから『ソウル・オブ・ア・ニュー・マシーン』でデビュー。ともかく、過去に無かった音質は尋常ではない衝撃をリスナーに与えた。機械的なスピードによる独特の感覚、ヴォーカルのデス韻、ギターのザクザクした切り刻みは一部のマニアから絶大な支持を得、口コミでその噂はここ日本にまでやってきたほどだった。

セパルトゥラなどとツアーを回った後、95年に発売されたこの『ディマニュファクチャー』は前作をさらにスケールアップさせ、世界に挑戦状を叩きつけたアルバムだ。生音では出来ないドラミングを、打ち込みっぽく感じさせない生感覚で伝え、さらにデジタルであるところはとことんデジタルで表現してみせた。歌詞の世界も問題提起が多く、そこにこの音楽を載せることで、イマジネーションを高める結果をもたらした。多彩なフレーズという意味でも既にデスメタルというジャンルで括ることは不可能であり、これはまた評論家泣かせなバンドになっていたと思う。さらに、このアルバムで何か確信を得たメンバーは、その後テクノやビート系アーティストによって処理されたリミックス盤『リマニファクチャー』をリリースし、自らの可能性に挑戦し始める。

ともかく彼らは02年に解散するまでライブと実験的なアルバムリリースを繰り返し行った。キャッチャーなメロディーで音程の上下も多い後期のアルバムでは明らかに、これまでの音楽から生まれた自らのフォロワーに対する明確な差別化が行われていたし、結果的には現在のモダン・へヴィネスの中心的なバンドになっていたということも時代がフィア・ファクトリーの活動に追いついたということなのだろう。バートン・C・ベル (vo) はラストアルバム『デジモータル』(01)では完全にデスから脱却したメロディアスなメロディを吐きだし、さらなる可能性を知ったのではないかと思う。そして、このバンドの解散は発展的であり、次の活動を期待させる臭いがプンプンしているのは、彼らが並みのバンドと同じではないということが音で嫌というほどに感じ取ってきたからだと思う。

しかし、ライブを一度でも確認できなかったのが残念なところだ。彼らはミュージシャンズ・ミュージシャンと呼ばれ、素晴らしいライブを毎回行っていたというのに…

Fear Factory / Demanufacture

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詳細情報
  • 価格: 2427円
  • メーカー: ロードランナージャパン
  • 年(代): 1995年(現在盤は96年に再販されたもの)
  • 団体名: フィア・ファクトリー
  • 2002/05/22更新
  • 2002/05/22登録
  • 477クリック

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