アンナの赤いオーバー (児童図書館・絵本の部屋)
図書館で見つけてお気に入りになった絵本です。
「戦争が終わったら、新しいオーバーを買ってあげますからね。」そうアンナに言ったお母さん。アンナのオーバーは、小さくて擦り切れていました。
しかし、戦争が終わってもお店にはものがなく、家にもお金がありませんでした。
おかあさんは、アンナに新しいオーバーをプレゼントするために、いろいろと知恵をしぼりました。それで結局、アンナは一年以上の時間をかけて新しいオーバーを手に入れるのですが、手に入れる過程がとても面白くてわくわくしてしまうのです。
お母さんがオーバーを手に入れるためにしたことは、家にある古いものを使うことでした。
まずはじめにおじいさんの金時計と引き換えにお百姓さんから羊毛をもらいます。
羊の毛を刈り取るまで、アンナは農場をおとずれて羊に触ったりしていました。
そして、ランプとひきかえにおばあさんに羊毛をつむいでもらいます。
つむいだ毛糸を赤く染めるために、お母さんとアンナは森でこけももを摘みます。
そして、ぐつぐつと鍋で煮て、乾かして、きれいな赤い毛糸に染まりました。
ガーネットのネックレスと引き換えに、機織屋さんに赤い毛糸を織ってもらいます。
そして最後に、ティーポットと引き換えに仕立て屋さんにオーバーを縫ってもらいます。
私がこの本を読んで強く感じたことは、
物が生まれるには様々な過程があって、それにはいろいろな人の手や労働が加わっているんだということ。その過程を知ることにより、おのずと物に対する感謝が生まれます。
アンナにその過程を見せてあげたお母さんは、赤いオーバー以上のものをアンナにプレゼントしていると私は思いました。
アンナはオーバーができた年のクリスマスにオーバーを作ったときにかかわった人みんな、羊毛をくれた人、つむいでくれた人、機織屋さん、仕立て屋さんを感謝の気持ちをこめてクリスマスパーティーに招待しました。
今の時代、子供たちに物が出来る過程を体験させてあげることはかなり難しいことではあるけれど、自分にもし子供ができたら、そのスピリットをこの本を通じて伝えていきたいと思います。
- 商品名: アンナの赤いオーバー (児童図書館・絵本の部屋)
- 価格: ¥1,365
- 著者: ハリエット ジィーフェルト
- 出版社: 評論社
- 発売日: 1990-12
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- 2007/01/18登録
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コメント (1)
2007/01/19
nyanko_n 小学校で読み聞かせですか。
お疲れ様です。
とてもいいことをしてらっしゃるなあと思いました。
私も、yoonyoonさんのような社会貢献をしたいなと思います。
実は、この本を見つけたのはある小学校の図書館なんですよ。
本が見つかることを心よりお祈りします。
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