マリー・アントワネット
マリー・アントワネット
ソフィア・コッポラ監督の映画。
一足先に試写会で観てきました。
日本人はマリー・アントワネットと言うと
池田理代子の「ベルサイユのばら」や
遠藤周作の「王妃マリー・アントワネット」の影響が
強いせいか、壮大な歴史モノを想像しがち。
そう言った点を期待して観に行くと
大きく肩透かしを食らっちまいます。
あまりにも普通の女の子が
(とは言ってもオーストリアの王女)
家族や友人からも引き離されて
誰も頼るべき人のいないよその国の大家族
(当時ベルサイユ宮殿には王族の他に多くの貴族がいた)
の中で孤独感を募らし、「愛されたい」欲求を
他の欲望で満たせば満たすほど虚しくなって行く様子。
夜、宮殿を抜け出し仲間達と
パリの仮面舞踏会に
繰り出す下りは、今で言うと
親に内緒でクラブに繰り出し、
朝帰りをする今の若者の様だ。
夜通し遊び倒して、はしゃいで
朝日を観るところなんて、
ちょっぴり過去の自分を見るようで
きゅーんとしちゃうよ。
「ロスト・イン・トランスレーション」と同じ軸で
観れば良い映画なんだと思う。
ところどころ歴史考証の危うい所は
見受けられましたが…
(中国の工藝茶は1980年代に出来たものなので
あの時代には中国からの贈り物として無い…など)
細かい突っ込みを入れるのもまた楽し!と割り切って。
それと観る前に「ベルサイユのばら」は頭から
一掃した方がオススメです。
私のフェルゼンはあんな女たらしじゃないやいやい!とか
ポリニャック夫人はロザリーのお母さんなのに
映画だとギャルじゃん!とか
(って言うかこっちの方が大きくフィクションだろう!)
主演のキルスティン・ダンストは正直言って
美人ではないし、肖像画のマリーとは
似ても似つかないのだけど
話しが進むに連れ、段々段々、本当にキレイに
見えてくる!
うーむ、恐るべしソフィア・コッポラ(苦笑)
デュ・バリー夫人役のアーシア・アルジェント良い☆
文句があるならベルサイユへいらっしゃいっ!(嘘)
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